今日は2月13日
皆さんお気づきのように
本日はバレンタインデーの前日です。
私は今、涼真先輩に手作りチョコをあげるかどうか迷っているところです。
ピロリン
真由と話し合ったあと、一生懸命作った。
しかも、涼真先輩のは特別で。
告白はしようと思ってないけど、
少しでも喜んでもらえたらいいな。と思った
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〜次の朝〜
バレンタインデーということで、
涼真先輩に渡す!ということで
あまり眠れなかった。
うわ、忘れてた。先輩モテるんだ。
こんなんじゃ私渡せないよぉー(泣)
先輩の周り、女子でいっぱいだ。
真由に手を引っ張られ、群れの中に紛れ込んだ。
そしたら…
緊張して、何も話せない…
周りにいた女子は一斉に歩いていったあなたの方を見ていた。
そして涼真先輩は…
と言って歩いていってしまった。
周りの女子はその場で立ち止まったままとなっていた
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クラスの目線を一気に集めてしまった…
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〜放課後の部活〜
緊張している自分がいた。
告白するわけではないのに…
先輩に怒られちゃった…
私、そんなにぼーっとしてた?
でもこれで渡しにくくなっちゃったな。
いっそう、渡さないで自分で食べる?
バタン
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ん、なんか、前にもこんなことあったような…
先輩はなぜか黙り込んでしまった。
蒼汰は私の幼馴染み。
そして、元カレでもある。
同じ陸上部で、別れてからはほとんど喋ってない。私は蒼汰が嫌いだから。
だけど最近、また気になり始めている自分もいることにイラつきを感じるようになった。
もちろん先輩は私たちが付き合って別れたことは知っている。
私は蒼汰と付き合ってた時、二股された。
しかもその相手は真由だった。
真由と2人でその事を知って2人で問い詰めて、別れた。
真由と仲良くなったきっかけはそれだ。
ギュッ
私は先輩に抱き寄せられた。
2人でたくさん話した。
先輩と2人で帰るんだ…緊張してきた…
無言の時間が続いた。
そしたらあっという間に家に着いた。
やった。先輩に渡せた!嬉しい😃
先輩に美味しいって言ってもらえるともっと嬉しいんだけどな。
次回!
卒業式まで……
あと10日…
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。