私と鉄朗は、あれから一緒に帰ることになった
鉄朗が記憶をなくす前は、こうやっていつも私を駅まで送ってくれていた
ああ、あの時が懐かしいなぁ〜
いつかまた、そんな日が来ると嬉しいなぁ〜
なんて思いながら、私は今、鉄朗の隣を歩いている
しかし、今の彼はもう、、、、
、、、、
私は小さい子どもの機嫌をなだめるようにそう言った
すると
やばい💦
めっちゃ怒ってんじゃん💦研磨ー
これはホントにヤバイ!!
今までにないくらい大声で怒鳴っている
信号待ちをしてる私たちの横には数人の大人がいて、みんな私たちの方を見てるし、、、
お願いだから鉄朗、、、
すると鉄朗が、、、、、
突然、鉄朗が頭を押さえ激しい痛みを訴えた
意識はあるみたいだが、周りの大人は見て見ぬふりをしている
だれか!救急車!!!
しかし私の声は大人に届かない
すると鉄朗が全体重をかけて私の方に寄りかかってきた
私は必死で鉄朗を支えるが、体格差で彼を支えきれない
すると私の体が車道に、、、、、
危ないっ!!!!!
私は咄嗟に鉄朗の両肩を強く押した
それと同時に私の体が、、、、
その瞬間!!!!!
バーーーーーーーーンッ💥💥💥
え、、、、
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!