無料スマホ夢小説ならプリ小説 byGMO

0
2021/10/05

第15話

誕生日
フウマ
ん?

ガチャッ

フウマ
わっ

蘭丸
……っ!驚いたな……。
おまえが先にドア開けるとは思わなかったぜ。
ノックが空振りじゃねぇか。
一応、当てないように止めたんだが、大丈夫か?

フウマ
平気

蘭丸
そんなにおれが来るのが待ち遠しかったのか?

フウマ
うん

蘭丸
嬉しそうな顔しやがって……ま、
早く会いたかったのはおれもだから、お互い様か。

フウマ
先に準備しておいたよ

蘭丸
サンキュ。あとはおれも手伝うから。
何から始めりゃいい?料理か?

蘭丸
部屋を一緒に飾りつけするってのもいいな。
その分傍にいられる時間が増えるだろ?

フウマ
えへへ……////

蘭丸
ふっ。照れてんだか、喜んでんだか……。
今日って日を思い返す時、
幸せに浸れるように最高のパーティーにしようぜ。2人で、な。

フウマ
うん///

蘭丸
こっちがおれの席だな。

スッ

蘭丸
いや、誕生日だからって
椅子まで引かなくていい……ああ、サンキュ。
こうももてなされると、ちょっと照れるな……。

蘭丸
ん?待て。

フウマ
?

蘭丸
飾り付けのリボンの切れ端が髪についてる。
取ってやるよ。……ほら。

フウマ
ありがとう、兄さん

蘭丸
ったく、おまえってやつは……主役のおれより
はしゃいでるだろ?おれはここにいるし、
おまえの気持ちも全部わかってるから慌てんな。

蘭丸
この部屋の全部に、おまえのハートが息づいてる。
飾りひとつとっても、今日って日をどれだけ大切に
思ってくれてるか、胸が熱くなるくらい伝わってる。

蘭丸
だから、ここからは、
2人きりの時しかできねぇことをしようぜ。
離してなんかやらねぇからな?

フウマ
う、うん//////

-夜-

フウマ
ん、お兄ちゃん?

蘭丸
おう、起きたのか……。
まだ夢の中にいるみてぇな顔してる。
一応毛布は掛けといたけど、寒くなかったか?

フウマ
大丈夫
お兄ちゃんは何してたの?

蘭丸
……なら、いい。おれは……
なんか目を閉じるのが惜しくて、空を見てただけだ。
起きたらおれがいなくて、寂しかったか。

フウマ
うん、寂しかった

蘭丸
ははっ。そう素直に頷かれると、
くるもんがあるな……。こんなことなら、
あのままずっと、寝顔を眺めてりゃよかった。

蘭丸
――来いよ。まだ眠いだろ?
あれだけ気合入れてたんだから当たり前だ。
眠るなら、おれの腕の中にしろ。

フウマ
んっ

蘭丸
ちゅっ
……ん、あったけぇ。おまえの体温で、
おれのほうが先に寝ちまうかもな。そうなる前に……
今夜の最後のキス、おまえからもくれるか?

フウマ
ちゅっ、おやすみお兄ちゃん

蘭丸
ああ、おやすみ

END