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2021/10/27

第16話

ハロウィン
フウマ
悪魔さんへハロウィンを楽しみたいです

シュッ

悪魔
ハロウィンを楽しみたい、か。
てめぇら人間は、そういう祭りが好きだよな。
悪魔にとっても、人間を唆しやすくて、結構なかきいれ時だが。

フウマ
断りますか?

悪魔
別に断るわけじゃねぇ。
顔見知りに遭いやすくてめんどくせぇってくらいで、願い事としては楽なもんだ。

フウマ
それじゃ、お願いします!

悪魔
契約成立だな。
期間は今からハロウィンの夜まで。
おれの力をおまえのために貸してやる。
主人としてしっかり振る舞ってもらうぜ。

フウマ
はい!

悪魔
さて……とりあえず一眠りするか。
どんな風にハロウィンを楽しみたいか、具体的に考えがまとまったら起こせ。

フウマ
わかりました、あの名前……

悪魔
「蘭丸」だ。名前を呼べば目を覚ます。
仕事はきっちりやるから安心しろ。
そして、もらうものもちゃんともらう。
忘れんなよ?

フウマ
はい

-ハロウィン衣装部屋-

フウマ
…………

蘭丸
さっきから鏡ばっか見てんな。
用意した衣装がそんなに気にいったか?
ま、それも当然だ。
かなりこだわったからな。

フウマ
似合ってますか?

蘭丸
ああ、よく似合ってる。
ただし、髪が風でほつれてるのはいただけねぇ。
やるならとことん追求しろ。
おれが結ってやるよ。

スッ

蘭丸
……これでいい。
どんな風が吹こうが、魔物に多少イタズラされようが、崩れることはねぇ。
大通りに出る前にもう一度、鏡見て確認しとけ。

フウマ
はい!
これ、どこで覚えてきたんですか?

蘭丸
そんなの、今夜のために決まってんだろ。
なんだ、良い働きに褒美でもくれる気になったのか?

蘭丸
おまえもおれの主人らしく、全力でこの街の奴らを虜にしてこい。
おまえがハロウィンの歓喜に満たされるのを、おれは心から期待してるぜ?
その後は、たっぷり褒美をいただくからな

フウマ
は、はい//////

END