第37話

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2021/02/27 12:54
桐山side
桐山照史
桐山照史
はい、じゃ〜
あなたちゃん。
数を数えましょ〜!笑
ご飯は作り終えた。

さぁどうしよ!ってなった時
望がお風呂入れさせて〜!って。

やから今、保育科出身ということで
俺があなたちゃんとお風呂入り中。

望によれば水とか苦手らしい。
相当手強いから気ぃつけて!って言われたけど
今のところそんな様子は見えない。

……あぁでも、1回流星も言ってたな。
顔洗ってくれへんねんけどどうしたらいい?って。
あなた

……いーち、にー、……よーん!

桐山照史
桐山照史
惜しいな?
いーち、にー、さーんやで。
2の後は3が来るの。笑
あなた

……さーん!

桐山照史
桐山照史
正解!笑
風呂場の壁に貼れる数字のブロック。
貼って剥がせるタイプやから
あなたちゃんも楽しそう。

凄いな流星
こんなんも買ってるんや…。
あなた

……これ、あきとのとしだよ!

桐山照史
桐山照史
え?笑笑
何故か俺の歳を知っているあなたちゃん。

誰や。誰が教えたんや?
桐山照史
桐山照史
あなたちゃん。
誰に教えてもらった?
あなた

………しげ!笑笑

桐山照史
桐山照史
……あいつ。笑
あなた

……しげとあきとはどっちがおおい?

桐山照史
桐山照史
……あ、俺よ笑
あなた

……ふーん。

多分どっちが年上?って聞きたかったんやろうね。

まだその辺分からんもんな笑笑

聞いといてちょっと興味無さそうにした所も
子どもらしい。
…ちゃうな、流星って感じやわ笑
あなた

……のの〜!

桐山照史
桐山照史
ふふっ笑笑
今度は壁に指で絵を書出したあなたちゃん。

壁に望を書いたんやけど
タラタラ水が垂れてくるからもはや誰か分からん笑
桐山照史
桐山照史
あなたちゃんは
のの、好き?
あなた

…うん!だいすき!のの!!

桐山照史
桐山照史
そかそか笑
俺は?照史好き?
あなた

うん!すき!あきと!すき!

あのジブリ作品かのように言うから
思わず笑ってしまうのをこらえるばかり。笑

ジブリ作品やなくても
好きって言う言葉が聞けて嬉しかった。
桐山照史
桐山照史
……よっしゃ〜!
あなたちゃん、お片付けして下さい。
もう出ような?
あなた

…ごはん?

桐山照史
桐山照史
そう!
ごはんやで〜?
ののに、体ふきふきしてもらおう。
あなた

……のの〜!!

ずっと望の名前を呼ぶあなたちゃん。

こりゃ望が流星の家に何度も行ってしまうのも
分からなくもない。笑
あなた

……できた!

桐山照史
桐山照史
はい〜!
よく出来ました〜!
じゃあ、でよう!
転ぶといけないから脱衣場まで抱っこ。
肩に頭を乗っけて安心モードのあなたちゃん。笑
桐山照史
桐山照史
のの呼ぶから待っててな〜?
……望〜?
脱衣場の扉を開けて望を呼べば
すぐに来てくれた望。
小瀧望
小瀧望
なに?どうしたん?
あなた

…ののー!ののー!ののーー!!!

桐山照史
桐山照史
ごめん、あなたちゃんお願いしてもいい?
体拭いて欲しい。笑
小瀧望
小瀧望
あぁ〜、はいはい笑笑
あなたたーん!!
あなた

ののー!ののー!ののー!

望が入ってくるだけでキャッキャ喜ぶあなたちゃん。

望も嬉しそうに笑ってバスタオルを広げて
優しくあなたちゃんの体を拭いてあげていた。

まだ濡れているにも関わらず
望に抱きつこうとするあなたちゃん。笑
あなた

のの〜!

小瀧望
小瀧望
待って待って笑笑
分かったから笑笑
ちょっと頭やらせてよ〜笑笑
あなた

や〜!

小瀧望
小瀧望
動かんといて〜笑
お目目に入るで〜?笑
痛い痛いよ?笑
って言えばすぐに動くのを止めるあなたちゃん。
小瀧望
小瀧望
はい、そのままな?
動いたらあかんで?
あなた

……はーい!

そのまま望はバスタオルで頭を拭いてあげて
服も全部着替えさせた。

まぁ苦戦しつつですけどね?笑

なんてったってあなたちゃんがまた…
あなた

のの〜!

小瀧望
小瀧望
もう〜!笑笑
着替えている途中でも関係なしに
服を1つずつ着替え終えた後必ず
望に抱きつく笑
そして望もああ言いながらも
顔はでれんでれんに緩んで抱き返す。笑笑

可愛い末っ子通しの抱きつき。
いつまでも見てられます。笑


上の服を着るとき
一瞬望の顔が見えなくなるからって言って
着ないー!って言うぐらい笑笑

まぁ、望も頑張って着させてあげたんやけどね笑

……あ、ブログ更新これにしよ。笑笑
小瀧望
小瀧望
…はい!終わり〜!
よう頑張った!笑笑
あなた

のの〜!!

小瀧望
小瀧望
はいはい笑笑
腕を広げて抱っこポーズ。

望も受け入れて腕を広げて抱っこしてあげた。
小瀧望
小瀧望
あ、ドライヤー借りるで?
桐山照史
桐山照史
おん、ええよ〜!
小瀧望
小瀧望
あなたたん
ブーンの時間でーす!
あなた

………やぁ〜!

小瀧望
小瀧望
なんでーよ笑笑
ちょっと泣き出しそうなあなたちゃんやったけど
望が何とか対処してくれた。


リビングからブォーとドライヤーの音を聞きながら
俺も晩ご飯の手伝いをしなきゃと焦ってしまい
パパっと自分も着替えた。

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