神山side
あなたちゃんがのんちゃんとお風呂から出てきた
タイミングで冷えてしまったであろう晩ご飯を
温め直していた時に聞こえた会話。
ドライヤー、嫌いなんや。
まぁ確かに音が嫌って言って嫌がる子も居て当然。
のんちゃんの腕の中でちょっとだけ泣いちゃった
あなたちゃんをしげとのんちゃんで
泣き止ましていたはずなんやけど…。
火にかけた鍋を見ていたから
しげが台所に居たなんて全く知らなかった。
しげは手を少し濡らして
そのまま自分子髪の毛につけて
態と髪の毛を水で濡らした。
また走ってのんちゃんの方に向かったしげ。
あなたちゃんが頷いて
そのまましげはドライヤーの電源を入れて
そのまま前髪を乾かし始めた。
あなたちゃんはやっぱり音が怖いのか
耳を塞いで目がうるうる。
のんちゃんもそれに気が付いて
直ぐにあやし始めた。
割と直ぐにドライヤーが終わって
しげが前髪を整えて
あなたちゃんの方に向き直った。
のんちゃんに確認する当たりが
やっぱり可愛いなって。笑
のんちゃんからも許可もらって
恐る恐るしげの髪の毛を触ってなでなでし始めた。
のんちゃんの膝の上で時々怖がっていたけれど
それでもしげが隣に座って「大丈夫、大丈夫」って
声をかけて行き直ぐに髪の毛も乾かし終えた。
あなたちゃんの髪の毛も乾かし終えて
照史もお風呂場から出てきた時に
丁度晩ご飯も温め終えた。
両手をバンザイして喜ぶあなたちゃん。
しげものんちゃんもつられて手を挙げご飯を喜ぶ
合図。
『ワン!!!』『ワン!!!』
こっちも反応したわ笑
子供は親に似るんやね?こっちは笑
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!