第38話

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2021/03/01 10:51
神山side
あなた

……いやー!

小瀧望
小瀧望
なんでーよ笑笑
すぐ終わるから、な〜?
重岡大毅
重岡大毅
なに?どないしたん?
…ちょっと泣いてるやん笑笑
小瀧望
小瀧望
ドライヤー嫌やって笑笑
重岡大毅
重岡大毅
えぇー!
あなたちゃんめっちゃスッキリ
するで?
ほなら、俺と頑張ってみる?
あなた

……ん?

あなたちゃんがのんちゃんとお風呂から出てきた
タイミングで冷えてしまったであろう晩ご飯を
温め直していた時に聞こえた会話。

ドライヤー、嫌いなんや。
まぁ確かに音が嫌って言って嫌がる子も居て当然。

のんちゃんの腕の中でちょっとだけ泣いちゃった
あなたちゃんをしげとのんちゃんで
泣き止ましていたはずなんやけど…。
重岡大毅
重岡大毅
神ちゃん、ちょっとごめんよ〜?笑
神山智洋
神山智洋
ん〜?
火にかけた鍋を見ていたから
しげが台所に居たなんて全く知らなかった。

しげは手を少し濡らして
そのまま自分子髪の毛につけて
態と髪の毛を水で濡らした。
神山智洋
神山智洋
え?何してるん?
重岡大毅
重岡大毅
ん〜?
あなたちゃんに教えんねん。
ドライヤーってええもんやで〜!って。
ありがとう!
また走ってのんちゃんの方に向かったしげ。
重岡大毅
重岡大毅
はい!
あなたちゃん、俺の前髪
今どうなってる?
あなた

……ぬれてる。

重岡大毅
重岡大毅
せやな〜?
濡れてるところって
ちょっと嫌よな?
あなた

……いやだ。

重岡大毅
重岡大毅
やんな〜?
やからこの濡れている所を
一瞬で元に戻してみたいと思います!
題して…
しげちゃんの髪の毛元に戻そう実験!
小瀧望
小瀧望
……なんやそれ。笑
重岡大毅
重岡大毅
成人男性には分からない
子供の可愛らしい実験です!!笑
ほれ、ドライヤー貸して。
小瀧望
小瀧望
ほいほい。
重岡大毅
重岡大毅
あなたちゃんは
この髪の毛元に戻ると思いますか〜?
あなた

……もとに、もどらない!

重岡大毅
重岡大毅
おぉー!
そうですか!
なら実験開始です!!
あなたちゃん、よう見といてな?笑
あなたちゃんが頷いて
そのまましげはドライヤーの電源を入れて
そのまま前髪を乾かし始めた。

あなたちゃんはやっぱり音が怖いのか
耳を塞いで目がうるうる。
のんちゃんもそれに気が付いて
直ぐにあやし始めた。

割と直ぐにドライヤーが終わって
しげが前髪を整えて
あなたちゃんの方に向き直った。
重岡大毅
重岡大毅
あなたちゃん、触ってみ?
小瀧望
小瀧望
触ってええよ?笑
のんちゃんに確認する当たりが
やっぱり可愛いなって。笑

のんちゃんからも許可もらって
恐る恐るしげの髪の毛を触ってなでなでし始めた。
重岡大毅
重岡大毅
どう?
気持ちええ?笑
あなた

……ふわふわ。

重岡大毅
重岡大毅
な〜?ふわふわやな笑
実験の結果は…
髪の毛が乾いてふわふわになる!
でした!!笑笑
…俺でこうなったんやから
あなたちゃんもそうなるで?笑
あなた

……おと、やーや!

重岡大毅
重岡大毅
せやな〜?
あなたちゃんからしたら
音怖いな〜?
でもな?
この音がおまじかけてるんやで?
あなた

……おまじない?

重岡大毅
重岡大毅
そう。
この大きな音が
あなたちゃんの
髪の毛を乾かせますように〜!とか
あなたちゃんの
髪の毛ふわふわになりますように〜!
って大きな音が魔法かけてんねん。
あなた

……こわいの、じゃない。

重岡大毅
重岡大毅
せやで。
なんにも怖くないねんで?笑
だからそんなに怖がんなくて
大丈夫やで。笑笑
あなた

……のの、やる。

小瀧望
小瀧望
……え、まじ?
お、おん!やろか〜!
すぐ終わらせるからな〜?
のんちゃんの膝の上で時々怖がっていたけれど
それでもしげが隣に座って「大丈夫、大丈夫」って
声をかけて行き直ぐに髪の毛も乾かし終えた。
桐山照史
桐山照史
お待たせしました〜!
お、ええ匂い!
あなたちゃんの髪の毛も乾かし終えて
照史もお風呂場から出てきた時に
丁度晩ご飯も温め終えた。
神山智洋
神山智洋
よし、じゃあ
ご飯にするか〜!笑笑
あなた

…わーい!笑笑

両手をバンザイして喜ぶあなたちゃん。
しげものんちゃんもつられて手を挙げご飯を喜ぶ
合図。




『ワン!!!』『ワン!!!』

こっちも反応したわ笑
子供は親に似るんやね?こっちは笑

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