神山side
照史と一緒に朝早く起きて朝ごはんを作っていた時
丁度料理に手を離せなかった照史に変わり
俺があなたちゃんを見に行くことに。
のんちゃんはまだ寝ているから
あなたちゃんにかかっている毛布を退かせ
のんちゃんにかけてあげて
俺はあなたちゃんを抱っこしたまま
台所の方に歩いた。
ちょっと落ち着かせるために
抱っこしながら少し歩いたり
ゆらゆらと横に揺れながら泣き止ましていた時…。
わーお。笑笑
突然飛び起きたのんちゃん。
第一声は「なに!?」
いや、こっちが「なに!?」やわ。
突然飛び起きたから
びっくりしてあなたちゃん泣き止んだで。
これはこれでいいのか。笑
のんちゃんが起きたと思えば
シャワーに行っちゃうからどこかに行ったと
勘違いしたあなたちゃんはまた泣いてしまった。笑
しげの方に腕を伸ばしたあなたちゃん。
そのまましげもあなたちゃんを受け取って
抱っこしてくれた。
俺は直ぐに台所に戻って
照史とまた朝ごはんを作る。
いつの間にか泣き止んでいて
今ではしげの腕の中でニコニコ。
ソファに座ってさっきまで使っていた毛布を
しげが風邪ひかないように足にかけてやれば
って笑いながらしげに抱きつくあなたちゃん。
しげはちゃんと抱きとめながら
テレビのスイッチを入れて
あなたちゃんが見れるようなテレビ番組が
聞こえてきた。
朝ごはんももう少しで出来上がる頃
丁度のんちゃんもシャワーから出てきた。
テレビの前では可愛くあなたちゃんが
テレビの真似っこして踊ってる。
しげはそれを携帯で撮影。
きっと流星に送るのかな。
テレビから流れる有名な童謡をしげが歌う。
あなたちゃんもニコニコ笑顔で
しげの歌を聴いている。
しげはあなたちゃんを抱っこして
一緒に歌った。
歌も終われば
しげは恥ずかしかったのか何なのか
あなたちゃんを高い高いして遊び始めた。
朝ご飯にしてはちょっと多いかもしれない量。
でもいっか。笑
あなたちゃんは余程楽しかったのか
朝ごはん食べる席も隣にしげを指名して
もう1人にのんちゃんを指名した。
皆で朝ごはんを会話したり笑いながら
沢山食べた。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。