第33話

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2021/02/20 09:39
神山side
久しぶりのあなたちゃんに嬉しい俺。笑
今は俺と照史が作ったお昼ご飯を食べている。
俺の隣でゆっくり食べてるあなたちゃん。

……はぁ、可愛い。
桐山照史
桐山照史
モンチ?
顔やばいで?笑笑
神山智洋
神山智洋
……可愛い。
桐山照史
桐山照史
うっははははは笑
ええなぁ、流星。
これを毎日見てるんなんて。

…はぁ、俺も結婚して子ども欲しい。
あなた

…かみたん、どーぞ。

ピーマンを俺にあーんしてくんねん笑
マジで可愛い。
小瀧望
小瀧望
あ〜!笑
あなたたんそれは食べなあかんよ?
大きくなれへんで?
あなた

……いいの。

小瀧望
小瀧望
え〜?
ホンマに?
それやったらあなたたんの夢
叶わんな〜?
のの悲しいな〜?
多分2人の会話的にきっとあなたちゃんは
ピーマンが苦手なんだろう。
あなた

……おいしくない。

って、今にも泣きそうな顔で俺の方を見る。
ん〜、でもここでわかった!っていうのも
違う気がする。
神山智洋
神山智洋
ピーマンさんも
あなたちゃんに食べて欲しいな〜って
言ってるで?
ほな、これだけ食べたら?
あなたちゃんのフォークを貸してもらって
1口サイズに切ってそれをフォークに指して
持たせてあげた。
小瀧望
小瀧望
あなたたん頑張れ!
パパも嬉しいと思うで?
パパの風邪も治ると思うで!
「パパ」っていうワードに渋々ピーマンを
口に入れたあなたちゃん。
重岡大毅
重岡大毅
えらいえらい〜!笑笑
食べ終えたあなたちゃんは苦さを言いたかったのか
それとも頑張ったよ!って言いたかったのか
あなたちゃんは右側に座っているしげの肩に
頭を押し付けた。笑
しげも頭を優しく撫でてあげていた。

























苦戦した昼食も無事に終わり
今は皆でお絵描き中。
ちなみにあなたちゃんは俺の膝の上に座って
真剣に絵を書いている。
俺らは何を書いているのか気になりつつも
全員が思うがままあなたちゃんが持ってきた
画用紙に絵を書いていった。
あなた

…かみちゃん、できない〜。

神山智洋
神山智洋
ん〜?貸して。
使いすぎたクレヨンが小さくなり
周りの紙の中にすっぽり入ってしまって
そのクレヨンを一生懸命取ろうとしたけれど
取れなかったらしく
あなたちゃんがクレヨンを俺に差し出したから
俺は周りの紙を剥がしてあげた。
重岡大毅
重岡大毅
…あなたちゃん
お手手洗いに行く?
このまま書く?
あなた

…かくー。

重岡大毅
重岡大毅
はいはい笑
神山智洋
神山智洋
はい!どーぞ。
あなた

……ありがとう。

神山智洋
神山智洋
どういたしまして〜。笑
小瀧望
小瀧望
照史何してるん?
桐山照史
桐山照史
ん〜?うん。
クレヨンを渡したらニコニコ笑顔で
絵の続きを描き続けるあなたちゃん。
その横で真剣な顔で携帯を見ている照史。
そう言えばさっきから画用紙に絵を書いてた手を
止めていた。
重岡大毅
重岡大毅
…誰?流星?
あなた

…ぱぱ、!

神山智洋
神山智洋
せやな〜笑
パパやな〜。
…ほんまに、どないしたん?
桐山照史
桐山照史
……うん。
あなたちゃん〜。
ちょっと照史の膝に来て?
照史が俺の膝に座って絵を書いているあなたちゃん
に手招きすればあなたちゃんも俺から離れ
照史の膝の上に向かい合うように座った。
桐山照史
桐山照史
…あなたちゃん。よく聞いてな?
今、パパからメールきたんよ。
パパ病院行って痛い痛い治すために
3日間病院でねんねします。
あなた

…ねんね?

桐山照史
桐山照史
…そう。ねんね。
そんなにやばかったのだろうか。
俺は風邪をひいた流星を見てないから分からんけど
でも無理してたんやなってことは
直ぐに分かった。

3日間ねんね。
…それはつまり3日間の入院が必要ってこと。
3日間パパと離れる。
入院やからそんなちょくちょく会いに行けない。
俺らも仕事あるしもしバレたらって考えたら
少しの我慢があなたちゃんには必要やった。
あなた

……やだ。

そうなるよな。
一日だけって思ってたけれど
まさか今日から3日間会えないんやから。
あなた

……ぱぱっ。

今にも泣きそうになってしまったあなたちゃん。
照史も直ぐに気が付きそのままあなたちゃんを
抱っこして立ち上がった。
桐山照史
桐山照史
パパがいいな〜?
でもパパも頑張ってるから
あなたちゃんも俺らと頑張ろ?
不安よな〜?怖いな〜?
でも大丈夫。
俺らおるからな?
何も怖ないよ〜?
ののも居るからな〜?
あなた

……のの、っ。

小瀧望
小瀧望
うん。おるよ笑
のんちゃんは照史の方にそそくさと向かって
照史の隣に立てばあなたちゃんはのんちゃんの
方に腕を伸ばしてのんちゃんもそのまま受け入れ
抱っこした。
小瀧望
小瀧望
…大丈夫大丈夫。
ののおるから。
あなた

……ん〜。

小瀧望
小瀧望
…大丈夫大丈夫。
ギューって抱きついてのんちゃんの首に
頭をゴシゴシつけたあなたちゃん。
のんちゃんも優しく頭を撫でてあげた。
重岡大毅
重岡大毅
…あなたちゃん。
行くで?見ててな?
…右肘と左膝
くっつけてピーーーーーン!!!
あなた

…………んふっ。

不安だったあなたちゃんは
しげのしょーもない一発ギャグで
少し笑ってくれた。

俺らももっと笑って貰えるように
しげに色々話題を振った。

どれもどれもニコニコ笑ってくれたあなたちゃん。

しげってやっぱり、天才かもな。笑

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