夜の街を、靴を履かずに裸足で駆け抜ける

地面に何が落ちていて、何を踏むかは分からない

それでも、走り続ける理由があるから、走った



だけど、裸足で走っていく少女の姿は、やっぱりおかしいようで、通行人の視線が自分に向かっているのが分かった

心の中でそう唱えると、人だかりのできている方へと向かう

人だかりの先にあったのは、ビルの壁に取り付けられた大きなパネル。


そして、そこに写っていたのは、オールマイトと..勝己くんだった。

周りには敵らしき人物がいて、勝己くんとオールマイトを背を合わせていた

私はざっと画面一体を見て状況を把握すると、すぐにまた走り出した

緑谷の考えを、一同が真剣に聞く

飯田が作戦を頭の中でシュミレーションすると、実行出来るという判断を下した

作戦は至って簡単で、緑谷達へのリスクも少ない

そこに爆豪が着いてくれれば、作戦は大成功と言える




緑谷のワンフォーオールと、飯田のレシプロで推進力
壁の破壊を切島
破壊後の道形成を轟


そして、救出

より可能性を上げようとすると、
やはり問題点が生じた

問題点の解決が先か、リスクを伴ってでも救出するか

皆が試行錯誤する中、自分もなにか案を出せないかとそわそわしていた切島が、緑谷の後方に何かを見つけた

切島の言葉に、一同は一瞬同様した。

しかし、その同様はとある人物の言葉で消え去った

一瞬収まった同様だったけれど、私はどうやら更にこの場を混乱に陥らせてしまったらしい..

作戦の内容は薄らと聞こえていたから把握できてる。


そして、私の役割も

百ちゃんから受け取ったのは、無線機だった。

多分、向こう側に着いた時に合図できるように、ということだと思う。

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