目が覚めると、私は医務室にいた
なぜここにいるのかなどを考えたりしていると、リカバリーガールが部屋に入って来た
空の色からして、倒れてからはあまり時間が経っていないようだった
そう思って、立ち上がろうとするが...
フラッ
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ピピピッと、よく聞く機械音がなる
体温計だ。
体温計を取り出し、自分が見る前にリカバリーガールに手渡した
天の声)あなたちゃんは個性を使いすぎると発熱をするのだ!
リカバリーガールは呆れた顔を浮かべつつも、私に許可をくれた。
そう言って、私は急ぎ足で医務室を出て行った
観客席に戻ると、勝己くんと焦凍くんが試合をしていた
けど、ちょうど終わりかけの時で
その場は静まり返っていた
私はその一瞬しか見ていないけど、すごく心が熱くなった
そして、決着がついた
戦い合った2人はただ静かに眠っていた
そんな他愛もない会話をしていると...
そう言われて着いて行ったら、相澤先生の口からこんな言葉が出た
自分が3位だなんて未だに信じられなかったけど、とても嬉しかった
そして私はそのまま医務室へ向かった
ガラガラ
私が向かったのは...勝己くんの所だ
そう言われて出ていく間際、先生方とすれ違った
出ていくと、勝己くんが騒いでいる声が聞こえた
そして少し経つと、表彰式が行われた
私は3位の選手として表彰台に上がった
隣では勝己くんがすごく暴れている...
オールマイトからメダルをもらい、騒々しくも体育祭は終わりを告げた
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。