第43話

【第42話】
2,030
2020/06/16 13:16
芦戸三奈
芦戸三奈
ッ!そっち行ったよ、あなた!
あなた

りょーかい!

あなた

待てぇぇ!!




ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ





あなた

はい、捕まえたッ(ˊᗜˋ)

にゃあ
芦戸三奈
芦戸三奈
ないすあなた!
あなた

三奈ちゃんもね!

三奈ちゃんと2人で家へ帰ろうとしていた時、壁にとある張り紙が貼られていた。

その時はあまり気にしていなかったけれど、突然草むらからにゃあっと猫ちゃんが出てきた。



そこで私と三奈ちゃんは張り紙をまじまじと見つめると、それが迷い猫だと知った
芦戸三奈
芦戸三奈
見つかってよかったね!
あなた

うん!

(ペロッ
あなた

わッ
ってちょっと、擽ったいよぉ

芦戸三奈
芦戸三奈
懐かれてんね〜あなた
あなた

も〜
ベタベタになっちゃうじゃん..









飼い主さん
本当に、本当にありがとうございました!(ペコ
あなた

いえいえ(ˊᗜˋ)

飼い主さん
何とお礼を言えばいいか...
芦戸三奈
芦戸三奈
そんなのいらないよ!
私たち、これでもヒーローの卵だからさ!
あなた

はい!

飼い主さん
そう..??
なら、私はあなた達を応援するわね^^
あなた

嬉しいです!ありがとうございます!

私はニッとヒーローらしい笑顔を浮かべてみた。

ヒーローらしかったかは分からないけれど、助けた後はやっぱり笑顔だ!



そして、飼い主さんに無事猫ちゃんを届け、私たちは家への道を進んだ。
その頃にはすっかり日が沈んでしまっていた
芦戸三奈
芦戸三奈
お、私こっちだから!
じゃあね、あなた!
あなた

うん!じゃあね〜(ˊᗜˋ)

三奈ちゃんとも別れ、ついに1人。

真っ暗な道をひたすら進んでいくけれど..やっぱり少し怖い...
あなた

ぁ...靴紐解けちゃった

その場にしゃがみ、靴紐をするすると結んでいたその時だった
???
こんばんは。お嬢さん..
こんな夜にお1人ですか...??
あなた

ッ!そ、そうですけど..何かご用でしょうか

???
特に用はありません。
ですが、お嬢さんが1人で夜に出歩くのは危険ですからね...誰かに襲われてしまうかもしれません
???
こんな風に..(ニヤッ
突如、その男性は私の背後に周り、口元を手で抑えようとした
私はスッとその場にしゃがみ、どうにか切り抜けた。

そのまま走って家まで帰ろうとしたけど、家の場所を知られる訳には行かないので、まくことにした
あなた

(はわわわわわ すごく追ってくる..!!)

あなた

な、何で追ってくるんですか!

私は走りながら、少し聞いてみた
???
まぁ、、君が特別だからでしょうか
私はその言葉を聞くと、足を止め、立ち止まった
あなた

それはどういう事なんですか

???
そうですね..詳しく教えることは出来ないけど....
???
君には世界を変える力があります。
???
俺たちはそれがほしいんです(ニコッ
あなた

なら、尚更渡しません。
その力は、私が世界のために使わせて頂きます..ッ

私はこのまま逃げていても無駄だと判断し、空中へと飛んだ
そして私は人気の多いところまでとりあえず向かった。

個性を解き、着地すると、もうそいつは居なかった。
あなた

(私が特別ってどういうことなの...)

だけど、今は気にするだけ無駄だと思った。
何も分からない。
なら、無理に詮索はしない。


変に勘違いを引き起こしてしまってもいけないから
あなた

帰ろう..



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