第34話

助け
680
2019/04/26 07:13
あなた
そ.....ら...
そう言い残して、私は眠りに落ちてしまった。
































































































気がつくと、私は地下の駐車場にいた。
あなた
....ハッ!
あなた
何よアンタたち!
足は動くものの、手が動かない。
柵にくくりつけられていた。
男1
お前だな。染谷あなた。
あなた
!?なんで?
男1
4年前だよ。
あなた
4年前、、、。
お母さんとお父さんが事故にあって亡くなった年。
あなた
なに?4年前がどうしたっていうの?
男1
俺らはお前の両親に恨みを持っていた。
あなた
お母さんとお父さんがそんな恨まれるようなこと!
男2
お前の両親は刑事だったよな。
あなた
それが、何?
男2
5年前、お前の両親が事故にあう1年前だ。
男1
ある銀行で強盗が起こったのを知ってるか?それにお前の両親が関わっていたはずだ
あなた
何と関係あるのよ!!早くはなして!
男2
その日、強盗の通報があってから到着までの間に俺らの仲間が殺されていたんだよ。
あなた
!?
男1
俺らの仲間はお前の両親に殺されたのと同然なんだよ!!!!
男1
だから俺たちはその1年後に事故に見せかけてお前の両親の車に突っ込んでいった。
当然、俺らは事情聴取を受けたがわざととはバレなかった。だが、俺らの恨みはそれではれなかった。
男2
だからここでお前を殺す。
あなた
私を殺しても過去は過去。変わることのない過去です。そんなことしたって無意味ですよ。
男2
うるせぇ!ゴタゴタ騒ぐな。騒ぐと殺すぞ。
男1
ラッキーだったよ。今日たまたまここに来ただけで恨みを晴らせるんだからな。









助けて。誰か。。。。





















その頃_そらside








さっきあなたがどこかへ連れていかれているように見えた。
あなたが行ってた店はわりと人目につきにくいところだったから誰も気づかなかったのか。
そらちぃ
あなた、あなた!!!





あんな風に人を連れ去るなら、きっともっと人目につきにくいところに連れて行くだろう。








俺はそう考えて地下の駐車場へ走っていった。





































































あなた
仕方ないことなんだから、、、
あなたの声だ。
そらちぃ
あなた!!!
あなた
....そら!!
男1
誰だお前は!
そらちぃ
こいつの友達。
どうしたの?そのナイフ。
男2
見てわかんねーか?こいつを殺すんだよ
そらちぃ
ふざけるな!
男2
今すぐでも出来るぞ?
そらちぃ
.....
あなた
そら!私はもういいよ。逃げな。
そらちぃ
そんなことできねぇよ。
あなた
なんで?
そらちぃ
大事な友達だからかな。
あなた
そら、、、











そういってあなたは気を失った。




あなたside

そらだけは助かって欲しかった。だから私は気を失うふりをした。
そらが逃げれるように。
男1
おぉ、ちょうどいいタイミングじゃねぇか。さっさと殺しちまえ!
男2
いや、ここはしばらく時間をおいてから殺すのがいいだろ
そらちぃ
(さすがに逃げるのはダメだよな、、。よし、いったん逃げるふりをして通報だな。)
そらちぃ
【走る】
あなた
(よし、そらが逃げた。)
男2
逃げたみてーだけどいつトドメだ?
男1
あと15分だ。じわじわ恐怖を感じてもらおう。

































タイムリミットまであと2分ほどになったとき。
そらちぃ
ここです!

私は驚きのあまり、目をあけた。
あなた
そら?、、と誰?
そらちぃ
あなた!よかった!警察、呼んできた。
警察
大丈夫ですか?
あなた
え、あ、はい。
そらちぃ
あ、俺、こいつの手ほどいとくんで、逮捕しといてください。
警察
男1、男2、殺人未遂で逮捕します。















そういって2人は警察に連行されていった。
















そらちぃ
よかった。大丈夫?
あなた
うん。
そらちぃ
泣いてんじゃん。
あなた
え?うそ。。
そらちぃ
逆に何でそこでうそつくの笑笑
あなた
笑笑
あなた
正直。こわかった。
そらちぃ
うん。
あなた
だからそらが来てくれたとき、すごくホッとした。
そらちぃ
てかさ、なんであんなことになってたの?
あなた
それは、、




































































































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