第3話

2:親をいたわれ
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2021/06/14 11:51
高濱正伸
次は、親をいたわれ
生徒
ん?!
高濱正伸
まず、カチンと頭に来るのが、当たり前
生徒
私、よく言われるー
高濱正伸
例えば、「今、やろうと思ったのに!」とかあるだろ?
生徒
めっちゃある
高濱正伸
でも、それは健全な証拠だよ。
生徒
そうなんだ
高濱正伸
なんでこんなことをいちいちいうのはわかってる?
生徒
え!だってそれは....心配してるからとか
高濱正伸
まあそれもあるけど...今、君の頭脳は今、右肩上がりにすごく成長している。これからももうちょっと上がる。
高濱正伸
でも、お父さんやお母さんの頭脳は逆に下がってきているわけ。十一歳から十三歳である君の頭脳が、下がってきたお父さんやお母さんのそれをちょうど抜いたくらいなんだ。
生徒
へー
高濱正伸
あとは、親は君より弱い存在。
高濱正伸
だからこれからは、お母さんやお父さんをいたわって欲しい。
高濱正伸
でも、お母さんお父さんにそうやって言われる時は、「はい、そうだね、お母さん」って言ってあげてね。これまで君を十分育ててきてくれたお母さんなんだから、優しい気持ちで。

生徒
はい!
高濱正伸
これだけ覚えとけ:親は君より弱い。だからいたわろう!

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