恐怖で身体が震え、裸足だから足の裏が痛い。
でも…心配なのは、何故なのだろう
辛うじて持ってきた携帯の電源を切り、フラフラと歩いた。
?「あなた?」
「一虎くん…」
どうやらあたしはペケJランドに来てたらしい
一「なにやってんの」
「野暮用。笑」
いい言葉なんて浮かばなかった
一「靴は?」
「あたし、シンデレラだから」
そう言うとフワッと身体が浮いた
「降ろして」
一「暴れたら、落とすぞ〜」
そう言われ咄嗟に一虎くんにキュッと掴まった
一「とりあえず、そのスリッパ履いとけ」
少し大きいサンダルに足をいれた
「ありがとう」
一「ん」
千「え!大丈夫?!とりあえず、手当して!」
と大慌ての千冬くんには少し笑ってしまった
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。