帰ってきたのは、あたしの家なんだけど…
「なんで、家知ってんの?」
春「まぁ、深入りすんなァ。な?」
あ…やばい。
「ちょっと…3分!3分でいいから待ってて」
玄関に春を待てさせて、リビングへ駆け込んだ
後ちょっとだったのに…
と、思いながら急いでパズルを片付ける。
ゴツン…と後頭部に何かあたった
春「へ〜…俺に隠し事するんだァ」
「いや…そういう訳じゃなくて…」
春「男でも居んのォ?」
やばい…まずい…
幸い 春はまだパズルの存在に気付いていない
ガチャン…とハンマーを弾く音がした。
春「どけ。死体になりてぇの?」
「ちがっ…」
ドン… 床に投げ飛ばされた。
ハッと春を見上げると
春「…馬鹿だなァ。お前は」
と、言われた。
「…馬鹿だよ」
そう返した。
アンケート
R18表現
有り
90%
無し
10%
投票数: 896票
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!