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第2話

日常が壊れた瞬間
あーあ、今日も学校かぁ…。また暁さんがいじめられてるところ見なきゃいけない。見てるだけでも気が滅入っちゃうんだよね。それに、助けてあげられない申し訳無さが被さってきて、心が苦しくなる。
だから、暁さんがいじめられてるところは見たくない。

(男子1)
「おい!今日来てるのオレらだけだぞ!」

(男子2)
「うるせぇな、昨日言われてただろ!オレら学級閉鎖があったから、土曜日の今日も学校来てんだろ!」

そうだ、そうだった。私たち余分に来てるんだっけ。忘れてた。

それにしても、コイツら…。えーと、川崎
悠太(かわさき ゆうた。男子1)と、森野 浩輔(もりの こうすけ。男子2)だっけ。もうちょっと静かにできないのかな。

朝からうるさ過ぎでしょ。

(悠太)
「そういえば、アイツ来てなくね?」

(浩輔)
「そうだな。休みなんじゃね?だとしたら最高じゃねぇか!」

アイツ=暁さん。名前ですら呼んであげないところに腹が立つ。名前で呼んであげたっていいのに。

<チャイムの音>

あ、一時間目が始まる。

<10分後>

って、あれ?
チャイムはとっくに鳴ってるのに、先生が来ない。この学校は時間に厳しいから、先生が遅れるなんて絶対無いはずなのに。

おかしいな、なにかあったのかな。

「おはよーございまーす!」

そう言って元気に入ってきたのは、とっても綺麗な女の子。腰まで流れる黒髪はツヤツヤで、人形のように整った顔は小さい。華奢な体つきで、触ったら壊れてしまいそう。上品な笑みをたたえて、ぺこりと頭を下げる。

「どーもです!」

うわ、声かわいい。この子は俗にいう美少女ってやつだな。完璧だねぇ。

そんなに詳しくあの子のことを描写する私って、もしかして変態?

というより、この子誰?転校生とか?

「遅刻してごめんなさーい!」

それまでうっとりと美少女に見惚れていた皆が、一気にザワザワし始める。
確かに、転校生だったら「遅刻してごめんなさい」なんて言わないよね。それに、先生と来ないところもおかしい。

「私のこと皆分かりませんか?何か寂しいですね、あんなに私のこと足蹴にしてくれたっていうのに」

(浩輔)
「お、お前は…!」

「あ、どうも、暁 凛華です〜」

え!?嘘でしょ!?暁さんはあんなに明るくないし、あんなに美少女じゃない!いつも髪を低くまとめてて、眼鏡かけてて、喋らなくて…。

え、本人?同姓同名の別人、とか?

「あ、園田さん、今私のこと疑いましたよね?」

わ、バレてる。

「は、はい、ちょっとだけ…。本人かな、って…」

「あはは、園田さんは正直でいいですね!疑う気持ち、分かりますよ。私だって、地味なクラスメイトが突然明るくなったら疑いますよ」

でもやっぱり、この子は暁さん本人かもしれない…。

ザワザワする私たちに、暁さんは声高らかに告げた。

「さて、今から私は、皆さんにこれまでの復讐をしたいと思いま〜す!」

は?復讐?

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凛堂景千代
凛堂景千代
はじめまして! ゴジラが大好き過ぎる女子です! 深海生物も大好きです! まぁ、ただの変人です(笑) あと、ジャニーズWESTも大好きだったりします。 フォロバ絶対するほうです。 仲良くしてくれると嬉しいです。 よろしくお願いします!
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