第8話

ごめんね、僕が話し相手はつまらないでしょ?
瑠姫さんは、申し訳なさそうに眉を下げて私に言った。

いやいや!
私は瑠姫さんと話せて楽しいですよ?
私もどちらかと言うと
仕事以外は人見知りする方なので笑

本当?
そう言って貰えると嬉しい。
瑠姫さんは、嬉しそうにニコッと笑った。
さすがNo.2ホストだ。笑顔が輝いてる((

なんかあなたさんとは話が合いそうだね。
一緒にいて落ち着くよ。

私もです。
久しぶりに素に近い感じで話せます笑
これは本心か?偽りか?
自分でもわからないが、この人には話せちゃう。そんな感じがした。
(でもどうせ…)
私は最低だ。
目の前では、瑠姫さんが笑顔で話してくれているのに、すぐにこういう考え方をしてしまう。

あなたさん?大丈夫?
心配そうに、瑠姫さんが私の顔を覗き込んできた。

あ!ごめんなさい…

全然大丈夫だけど、何か悩み?
相当なものを抱え込んでいる感じだったけど…

(なんでわかるの?)

俺も人間観察は得意な方だから、
もしかしたらって思ってね。
「いきなり初対面の人に話せなんて、無茶なことは言わないから安心して笑」
と、私のことを悟ってる感じで言ってくれた。

…瑠姫さんってエスパーですか?

あなたさんのことは、
なんか分かっちゃうなあって笑
まだ、席について1時間ぐらいしか経ってないけど、
瑠姫さんは今までのお客様とは違うということは
私にもわかった。
これが人気の理由なんだろうなあ。
シェア&お気に入りしよう!
この作品をお気に入りに追加して、更新通知を受け取ろう!

- ノンジャンル
update 2日前Sharehouse with JO1
突然の親の海外転勤。 私の大学生活は、 波乱万丈になりそうな予感!? ⚠️初作の「僕は愛されてはいない(仮)」と並行しての更新となるので、首を長くしてお待ちいただけると幸いです。
visibility 13,589grade 125favorite_border 499 - ノンジャンル
update 2021/02/10𝑰𝒏 𝒂 𝑫𝒓𝒆𝒂𝒎 𝒘𝒊𝒕𝒉 𝑱𝑶𝑰
JO1短編集でございますっ! 皆さんからのリクエストや 作者の夢で見た内容を ただただ小説にする作品です🤞🏻 リクエストはコメント欄にて! お待ちしております🌷 ⚠️長編小説は更新停止中です。 こちらは作者の気晴らしもあるので、 マイペースに作っていきます💨
visibility 2,684grade 49favorite_border 109

- 恋愛
update 4日前当夜も貴方を愛しています
「なぁ聞いたか?また若い女がいなくなったそうだ。」 「きっとヴァンパイアたちの仕業よ。怖いわ!」 小さな村で夜な夜な女性の失踪が後を絶たない。 それは森の外れに住む「ヴァンパイア」彼らがさらって喰らうせいだと噂が立ち、村人達は毎晩怯えながら夜を過ごした。 ある者が言う。 「生贄を差し出そう」 村人達は話し合い、身寄りのない少女 リリーを犠牲にすることに決めたのである。 ヴァンパイアの花嫁になったリリーと、館に住む7人の吸血鬼。危うい関係が導いた真実の物語とは_______________。 ※所々粗がありますが、なおす気力がないです。とりあえず完結目指して頑張ります。 表紙作者様/Twitter▹▸@mu_mashu
visibility 13,244grade 118favorite_border 657 - ミステリー
update 5日前幽霊列車 前世の旅
これは前世で死んだ人が乗る列車である。その乗客たちの前世を明かすため駅に止まるとかならず殺人事件が起きる。列車内にあるヒントを元に乗客の前世を明かし車掌が乗客を天国か地獄に送るか決め終電になるまで終わらない。しかしある時主人公は終電になっても事件が起きなかったため判断ができず事件が起きるまで異形の世界で前世を明かす手伝いをすることになるのであった。個性豊かな乗客と何処かおかしい奇妙な乗組員たちの話である。
visibility 1,603grade 16favorite_border 133 - ファンタジー
update 2020/03/18おやすみオート・プーペ
*** 絹の髪、白磁の肌、宝石の瞳-- 意思を持った生きるアンティーク・ドール、人呼んで自動人形(オート・プーペ) ドールたちを扱うのは、地下街の小さな店“poupée de nuit” これは、変わり者の店主と、個性豊かなドールたちと、たまに雇われ店員の話。 ***
visibility 3,907grade 60favorite_border 343