第21話

👠



safety zoneにて____

Yuika

あなた〜！おはよーう👋🏻



お店に出勤すると、ゆいかちゃんがすでにメイクを始めていた。

ゆいかちゃん、おはよ〜

Yuika

あなた、髪染めたの！？
めっちゃ可愛い！！！！

ありがとう〜！
新しい自分を見つけようと思ってね笑

Yuika

…なんかあなた、明るくなったね？
いい事でもあった？



さすがゆいかちゃん。

ちょっとの変化にもすぐに気づいてくれる。

んー、いい事なのかはわからないけど、
スッキリはしたかな？

Yuika

そっか〜！
でもよかった。あなたが過去を乗り越えられたなら！

心配かけてごめんね。

Yuika

いいんだよ！
なんてったって私はあなたの親友なんだから！




歳上だけど、同級生みたいな時もあれば、しっかり者のお姉ちゃんな時もある。






私にとっては、とても大切な親友。






「あ、今日ね、拓実さん来るの！」と、急に話が変わるところも、ゆいかちゃんらしくて好き。

だから今日、ドレスがピンクなの？

Yuika

正解！
拓実さんの髪色だし、お店でも
イメージカラーがピンクなんだって！




「見て！可愛いでしょ？」




と、席を立って、くるっと1周したゆいかちゃん。






薄ピンクのドレスがゆいかちゃんのミルクティー色の髪によく似合っている。

Yuika

あなたも今日はドレス新調したの？

うん。どうかな？

Yuika

すごく似合ってる！
でも、珍しいね？あなたが白着るなんて。
いつもは黒とか落ち着いた色が多いじゃない？

んー、まぁいろいろあったの。




「なになに！？気になる！」と、ゆいかちゃんが私を問い詰めようとしたら、控え室の扉からノック音が聞こえた。

Yuika

はーい。

黒服

あなたさん、ゆいかさん、そろそろお店開店しますので、フロアへお願いします。

わかった、すぐ行く。

Yuika

あとで詳しく聞かせなさいよ？((ボソッ




控え室を出る時に、ゆいかちゃんがニヤニヤしながら、ボソッと私に言ったのだ。

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