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第31話

👠



ゆいかちゃんと入れ替わりで、部屋を出て、何気なくさっき貰った名刺を見た。

名刺を裏返すと、IDらしきものが書いてある。





Me
Me
拓実のかな?



これは追加すべきか、しないべきか…






(ゆいかちゃんの大切なお客様だしな…)






追加しないで、後々ゆいかちゃんの仕事に響くのは、申し訳ない。






黒服
黒服
あなたさん、5番テーブルご指名です。
Me
Me
今行く。



(…仕事終わったら追加しておこう。)






急いで名刺をクラッチバッグにしまって、黒服の後を追う。











黒服
黒服
失礼します。
Me
Me
るっくん、ただいま。
Shiroiwa Ruki
Shiroiwa Ruki
おかえり、あなた。





黒服が部屋を出たのを確認して、私はるっくんに思いっきり抱き着いた。






Shiroiwa Ruki
Shiroiwa Ruki
どうした?
Me
Me
んーなんとなく。



「なにそれ笑」って言いながらも、優しく頭を撫でてくれるるっくん。





Shiroiwa Ruki
Shiroiwa Ruki
今日何時に終わるの?
Me
Me
ラストだよ〜
Shiroiwa Ruki
Shiroiwa Ruki
あと2時間ぐらいか。
…じゃあ終わる頃迎えに来るわ。
Me
Me
それは嬉しいけど…
2時間どうするの?
Shiroiwa Ruki
Shiroiwa Ruki
近くのファミレスで時間潰してるから大丈夫。
Me
Me
ありがとう。
じゃあ、終わったら連絡するね?
Shiroiwa Ruki
Shiroiwa Ruki
了解。じゃあチェックしてもらおうかな。
Me
Me
はーい。



呼び出しボタンを押し、黒服にチェックの合図を出す。







るっくんが会計を済ませたのを確認して、出口まで見送る。









Shiroiwa Ruki
Shiroiwa Ruki
じゃあ、また後でね。
Me
Me
うん、今日はありがとう。



るっくんに手を振り、見えなくなるのを確認して、私は店に戻った。







(さーて、あと少し頑張るか。)