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第2話

メグロ・ディビジョン
433
2021/10/30 19:31
車が走る音、人々が歩く音、信号機の音


生活音が鳴り響く街、「メグロ」はヨコハマとシブヤの間に成り立つ区だ。


街並みはイケブクロとシブヤを足して割ったような感じだ。


そんな街を1人の“男”が歩いている。
月下香亂
月下香亂
〜♪今日もメグロは平和だな〜♪
おばちゃん「あら!みだれくん!今日もいつもの帰りかい?それならこの野菜持っていきな!」
月下香亂
月下香亂
いやいや!そんな大量の野菜…いいんですか?
おばちゃん「いいのよ!いつもお世話になってるからねぇ。ほら!持ってきなさい!」
月下香亂
月下香亂
あははっ、ありがとうございます!
少年はニコッと笑い、老人を後にした。


















大きなビルがそびえ立つ街中を歩き、ある1つのビルに入っていく。
部下
お疲れ様です!亂さん!
月下香亂
月下香亂
あぁ、お疲れ様。今日の依頼は?
部下
沢山入ってます!なのでみんな手分けして依頼を受けてる状態です。
月下香亂
月下香亂
うげ、まじか…俺も直ぐに入るからこの野菜いつもの調理室に運んどいてくれ
部下
了解です!
そういうと、先程貰った袋を部下に渡して、1番奥にある、所謂「部長席」的な場所にあるデスクに向かった
月下香亂
月下香亂
ふぅ…よし、「みだれざくらリフォーム」開始だ!
ここは、「みだれざくらリフォーム会社」その名の通り、リフォームを中心とする会社だ。


電話で依頼してくれれば、すぐにひとっ飛び!文句なしに完璧に仕上げる!これがうちの会社の特徴だ。


と言っても、ほぼ地域の人しか依頼してくれないので、リフォーム会社兼萬屋みたいなものになっている。
そんなこんなで、俺の所に1件の電話が届いた。
月下香亂
月下香亂
お、来たきた。……はい!みだれざくらリフォームです!
電話の主「あら?亂くん?今日は電話の日なのね!」
月下香亂
月下香亂
はい、今日はみんな忙しそうなので!
電話の主「じゃあ、依頼頼もうかしら♪この前の大雨あったでしょう?そのせいで雨漏りしちゃって…リフォームできるかしら…?」
月下香亂
月下香亂
はい!お任せ下さい!
電話の主「あら!嬉しいわぁ♪それじゃあ住所は__よ。よろしくお願いするわぁ♪」
月下香亂
月下香亂
了解しました!もうしばらくで向かいますので少々お待ちください!それでは失礼します!
お別れの挨拶を言い、部下にこの場を託し、依頼が入った場所に向かった










おばちゃん「亂くん直々に来てくれるだなんて…今日は良い日になりそうね♪」
月下香亂
月下香亂
あははっ、自分が依頼を受けましたしね。………っと、よし!出来ましたよ!
おばちゃん「あら!もう!流石ねぇ♪助かったわぁ♪」
月下香亂
月下香亂
いえいえ!こちらこそ!依頼を下さりありがとうございます!
おばちゃん「今日は一段と暑いでしょう?はいこれ、氷の入った麦茶よ♪」
月下香亂
月下香亂
わぁ!ありがとうございます!……んー!美味しいー!
おばちゃん「そんな風に飲んでくれたらこっちも嬉しくなっちゃうわァ♪」
月下香亂
月下香亂
あははっ♪あ、他に何かして欲しいことはありますか?自分、他に時間が余るのでもし宜しければしますよ!
おばちゃん「あら!いいのかしら!それじゃあ……床が少しギシギシ音がなるのよねぇ…どうにかできるかしら?」
月下香亂
月下香亂
お任せ下さい!
おばちゃん「あら♪ありがとう♪」














おばちゃん「今日はほんとにありがとうね〜」
月下香亂
月下香亂
いえ!こちらこそ!また何かあれば電話してきてくださいね!
おばちゃん「えぇ♪そうするわ♪それじゃあこれ、今日の依頼したお金♪」
月下香亂
月下香亂
え?!いや、こんなに多くは大丈夫ですよ?!奥さん?!
おばちゃん「いいのいいの!これは私からのお礼よ!ありがとうね♪」
月下香亂
月下香亂
……ありがとうございます!それでは、また!
依頼を受けた奥さんを後にして橙色に染まった空を見上げながらビルに戻って行った。


















歩いていると、前から1人の部下がこっちに走ってくるのが見えた。
部下
み、亂さん〜!!!
月下香亂
月下香亂
え?どうかしたの?
部下は、目の前で止まると肩で息をしながら説明した。
部下
じ、実は、他のやつが今絡まれてて…
月下香亂
月下香亂
…………そいつらの特徴は?
部下
あ、えっと…なんか血が盛んな感じで…
月下香亂
月下香亂
…ヨコハマの連中か。案内して
部下
は、はい!
部下が走る後ろを自分が走り、絡まれている部下の元へ走った。









着いた場所は人目のつかな路地裏で、男性二人の煽るような声が聞こえた。
MOB
おいおい〜?ほらさっさと立てよ〜?あれ〜?立てないでちゅか〜?
MOB
やめとけって〜w
俺が駆けつけた時には部下が地面に這いつくばっていた。


なんて惨いことを…
月下香亂
月下香亂
君、大丈夫か?
部下
あ゙…亂…さん…
MOB
おやぁ?もしかしてお母ちゃんでちゅか〜?負けて悔しがってとうとう親を呼び出したって訳か?かはははは!
部下
おい!お前ら!口の利き方に気をつけろ!
MOB
あ゙ぁ゙?何だよ。さっきへばってたやつを置いて逃げてったくせによぉw
部下
ぅぐ…
月下香亂
月下香亂
………君たち、どうしてこの子をこんな目に合わせたんだ?
MOB
あぁ?そりゃこいつらが俺様にぶつかってきたからだよ。ほんとに痛かったんだぜぇ?なぁ?慰謝料払ってもらわねぇとなぁ?
月下香亂
月下香亂
……へぇ?
MOB
あ?なんだよ?やる気が?w
月下香亂
月下香亂
あぁ、いいさ。やるよ?
部下
え?!亂さん!
月下香亂
月下香亂
大丈夫だよ。安心して、やられっぱなしじゃ俺が気が気でないからね
MOB
ほぉ?言うねぇ?お母さん?がはは!
月下香亂
月下香亂
……せめて「お父さん」にしてほしいな
MOB
はっ、その口いつまで開けるかな?!
そう言うと、男二人はマイクを手に取りボタンを押すと重低音が響いた。


ヒプノシスマイクか
部下
あいつらヒプノシスマイクを…!
月下香亂
月下香亂
…くくっ、…あっはははは!
MOB
あ゙ぁ?!何笑ってやがんだ!
月下香亂
月下香亂
あっははは…いや、ヒプノシスマイクで勝負を仕掛けてくる馬鹿がいるなんて思ってなくてね。
笑ったせいなのか少し涙が出て、それを拭いだ。
MOB
はぁ?!馬鹿にしてんじゃねぇぞ!クソガキ!こんなクソみてぇな所で育ったお前なんてすぐに潰せれるんだぞ!
月下香亂
月下香亂
すぐに倒せれる?君たちが?いや…「お前ら」が?すごいね!その精神!尊敬するよ!したくないけど!
MOB
はぁ?何言ってやがんだガキがw
月下香亂
月下香亂
ガキじゃねぇし、それにさ?
俺、「ここの王様メグロのKING」だよ?
MOB
KING?
MOB
…はっ!まさか…お前は…!
月下香亂
月下香亂
…後悔しても遅せぇよ!
ヒプノシスマイクを起動し、ダイヤとキングのKが描いてあるマイクを持ち、言い放った
月下香亂
月下香亂
このディビジョン、俺の部下をたっぷり虐めた仕返しだ!覚悟しろ!
月下香亂
月下香亂
俺たちの領地で何やってんだ?
馬鹿はさっさとお帰りな!
お前らが勝つのも勝算ねぇし
なんなら戦う価値もねぇ
勝利の女神はこっちだどんまいw
お前らに微笑むは腐敗の悪魔!
このディビジョンは最高の聖地
お前らに植え付ける最恐の羞恥
歌い終わると、まるで周波数のようなものがマイクからでて、男二人にぶつかった。
MOB
うがっ?!
MOB
ぐはっ
月下香亂
月下香亂
ふぅ…全然手応えないじゃん。つまんねぇ
部下
あ、あの…亂さん…
先程あいつらにやられていた部下がもう1人の部下の肩を貸してもらいながらこっちに歩いてきた。
月下香亂
月下香亂
あ、大丈夫だった?結構食らってたから攻撃のついでに回復したんだけど…
部下
あ、はい…そのおかげでさっきよりかは戻りました…
月下香亂
月下香亂
良かったぁ〜
部下
ほんとに…迷惑かけてすみません…
月下香亂
月下香亂
大丈夫だよ!これぐらいむしろ俺は君たちを一時期預かっているみたいなものだ。ちゃんと最後まで責任を果たすよ。
部下
…!ありがとうございます…!
部下
それじゃあ、俺たちはここで、ほんとにありがとうございました!
そうすると、部下たちは手配した車に乗ってビルに戻って行った。
月下香亂
月下香亂
さて、と
MOB
………
MOB
…………
完全に伸びてる男二人は、どうしたものか
月下香亂
月下香亂
……身分証明書とかあるか?
男二人のポケットなどを探っていると、運転免許や、務めている会社の名刺など、様々なものが発見された。
月下香亂
月下香亂
ん〜一応写真撮っとこー
男二人の免許証や、名刺、一応顔写真も撮っておいて、警察に電話した。
月下香亂
月下香亂
おし、これでよし、と…俺ももーどろっと
身体を180度回転して、ビルが見える街中に向かって歩いていった。