俺は今、M.T.C.の入間銃兎の車に乗っている。どこに向かっているのかは全く分からないが…
かれこれ20分程度車走らせているが、お互い全く喋る気配がないため、ものすごく車内は静かで、流れているのは車の走る音と小さく流れているオシャレなBGMだけだ。
聞こうともしたが雰囲気に押し負け、結局、目的地が着くまで聞けなかった。
着いた場所は少し人通りのある通路で、入間銃兎と俺はある1つのBARに入っていった。
《Port harbor》
BARの中に入っていくと、人がチラホラ居て、カウンターに1人の女性が立っていた。
アミリヤ・百鬼さんという方に少し挨拶をしてから1つのテーブルに座った。
すると、裏からもう1人少年が出てきた。
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P.S.
活動報告を見てくださると嬉しいです。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!