第3話

Taehyun  x  Tzuyu
421
2022/03/22 12:02
じひょ
じひょ
 つうぃや〜 
つうぃ
つうぃ
 おんに 、どうしたんですか ?? 
じひょ
じひょ
 棚の上の箱取ってくれない 、 ?? 

そう言って 


眉を下げ、困ったように棚を指差す、


つうぃ
つうぃ
 あ 、全然大丈夫ですよっ 


手にしていた鏡を机にぱたりと置き 、


腰を上げ 、棚を見上げる。


つうぃ
つうぃ
 それにしても 、楽屋の棚にしては 
 おっきいですね 。 
じひょ
じひょ
 全部お菓子だって。 
つうぃ
つうぃ
 ぅえ !? …すごい量。 
じひょ
じひょ
 一番上にマフィンがあるんだけど 
 手が届かなくて… 


なるほど 、と私は納得する。



私は手を伸ばせば、なんとか届きそうだ 。










ガサッ












つうぃ
つうぃ
 はい 、どうぞっ 
じひょ
じひょ
 ありがとう〜! 


嬉しそうに目を細めて 、


マフィンを頬張るじひょおんにを


しばらく見つめていると、


何故か、昨日の歌番でのことを思い出した。























__MUSIC BANKにて 



 では皆さん、お疲れ様でした! 


現場から解散の指示があると 、


続々と周りが上がり始めた。



ゆみ
ゆみ
 うちらもそろそろ戻ろっか。 


マネおんにの一言で 、


私達も楽屋に戻っていくところだった。









ガチャ














 あれっ 。
 ん 、 ? どなた 
 えっ、ここ俺らの楽屋 … ?? 



見覚えのない人達__いや 、見覚えはある。


つい数分前まで 、同じセットの中に居た



BTSさん達だった 。




つうぃ
つうぃ
( えっ、どういうこと… ?? )


私が困惑気味に 、おんにたちの後ろにいると 、


誰がが口を開いた。


じみん
じみん
 ぬなぁ 、案内する部屋 
 間違ってません ? 
じよん
じよん
 ちゃんと言ったわよっ 
 突き当たりの右の部屋って 。 
じみん
じみん
 えぇっ 。違いますよ。 
 てひょんあが 、
 突き当たりの左って! 


矛先を向けられた当の彼 、


てひょんさん … ? は


何故かドーナツを口いっぱいに頬張っていた。



てひょん
てひょん
 ん〜 、 ? 










ペロッ











てひょん
てひょん
 このドーナツ 、美味しいや。 






こんな、変な出会いをした。








でも 、私はただ 、その天然ぶりに


呆れるしかなかった。




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