第4話

Taehyun  x  Tzuyu
336
2022/03/23 21:34
 
 まぁ、別にそこまでは良かった。




BTSさんが楽屋を間違えようが 、


隣の部屋に移動すれば良し 。


てひょんさんがドーナツを食べようが 、


食べてれば良し 。(?)







とにかく私は 


てひょんさんの隣りにある 、


チキンの方に目が行った。







つうぃ
つうぃ
 美味しそう… 
ここ最近、ずっと食べてないなぁ……


馴染みのお店も 、なかなか行けないし……


そんなことを 、私は考えた。







でも 、


食い意地が張ってると思われたくなく


あえてそれから目を逸らした 。







なむじゅん
なむじゅん
 すみません、、、お邪魔しました 


ひとり 、紳士的な男性が前に出て


私達に礼をする。







やっと……! なんて、


思ってしまったけど 、


運命は私の思惑から大きく外れた。






てひょん
てひょん
 ま、まって! 









てひょん
てひょん
 ひょん 、僕まだこれ食べてない。 


そう言いながら、


駄々をこねるように指指した。
つうぃ
つうぃ
( あ、それは……ッ )






じん
じん
 チキン?ほらっ 、食べちゃいなっ 
てひょん
てひょん
 うんっ 



あぁ……


なんて思う心が切ない。



私のチキンちゃんは、


目の前で、四次元くんに
 

奪われてしまった。





だひょん
だひょん
 つうぃの目 、
 死んでません … ?? 
さな
さな
 うわー 
じょんよん
じょんよん
 あれは間違いなく、
 チキンを逃した目だね ( 




みんなが、そんなひそひそ話を


してるなんて


私は夢にも思ってなくて。






  
  少し、気が緩んだのかもしれない。






目線はチキンのまま、













グゥ~














つうぃ
つうぃ
 ッッ 、 /// 



てひょんさんが 、


ん? というふうにこちらを見る。





私としては、とにかく恥ずかしくて


そんな視線を掻い潜るだけで、


もう必死だった。




てひょん
てひょん
 ねぇねぇ 、君 ? 



今のは、、、


私にっていう解釈で合ってるのかな…??




不安な気持ちで、


かるーく目を合わせると、


首をこくこくさせている。



どうやら合ってたらしい。



つうぃ
つうぃ
 な 、なんですか … ?? 

人見知りな私は、


たどたどしい口調でしか


てひょんさんに接することができなかった。


てひょん
てひょん
 一緒にチキンたべよ ! 



だから 、


こんな衝撃発言が飛び出したことに


平静でいられるわけがなかった。


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