第8話

day*7
209
2020/11/26 14:44 更新
Jel
Jel
なぁ、あなた
やめて、


そんな優しい声で、私の名を呼ばないで。
Jel
Jel
好きや
今度は、力強く。


雨の雑音や、冷たさなんて感じないほどにジェルのことしか見えない。
荒井 (なまえ)
荒井 あなた
ッわ、かんないよぉ……ッッそんな、いきなり……ッッ
Jel
Jel
知ってる。
荒井 (なまえ)
荒井 あなた
ッッ……
Jel
Jel
それでも、
『好きや』
Jel
Jel
困らせるのも100の承知で言っとる。
Jel
Jel
このままこの想いを閉じ込めてしまお、て思っとった。
Jel
Jel
でも、それでも……ッッ
ドンッ
Jel
Jel
ッッ
荒井 (なまえ)
荒井 あなた
やっ!!やだぁ!!
知らない人が目の前にいるみたいで、怖くなってジェルを突き飛ばす。


ぽろぽろこぼれる涙の意味もわからないまま


私はジェルに酷い言葉を投げつけた。
荒井 (なまえ)
荒井 あなた
好きって何っ?!いきなり言われてもわかんないよっ!!
荒井 (なまえ)
荒井 あなた
ばかっ!!
荒井 (なまえ)
荒井 あなた
困らせることわかってたんなら、なんで伝えたの?!今までのままが良かっ……
Jel
Jel
……ごめん
あれ、私何言ってんだろ。


好きになるのなんて、自由じゃん。


ジェルに言わせないで、我慢させてたのは自分じゃん。


なんで、なんで……


ジェルが謝るの?


どうしてそんなに傷ついた顔をしてるの?
荒井 (なまえ)
荒井 あなた
ッッ……わかんないよぉ!!
強くなる雨の中、買ったばかりの折りたたみ傘を急いで拾い。


突き飛ばして尻もちをついたままのジェルを後にして、ただただ走った。

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