ホットミルクです、どうぞ
…どうも
…リンネさんは、一人暮らししてるんですか?
いえ、同居してます
そうでしたか
収穫祭には参加しなかったんですか?
…はい
何か来れない理由とか?
…まあ、色々と
そうなんですね
ご家族は?
父と母、妹がいます
妹は生まれつき体が弱くて、さっきの病院で入院してるんです
会いに行かないんですか?
前までは行ってました。
でも、今はもうできないんです
どうして……
…見ず知らずのあなたに話す必要はありません
そ、そうですよね
ごめんなさい…
どうして謝るんですか
あ…たしかにそうかも…だけど、無理矢理聞こうとしちゃったし…
…私、そろそろ戻らないとなので
同居人に怒られてしまいます
あっ、引き止めちゃってごめんなさい!
もう暗いですし、送りますよ
結構です
それと…私に関わらないでください
バタンッ
……いっちゃった……
ーリンネsideー
………
周りの悪魔と決して関わってはいけない
あの方にはそう言われてきたのに、破ってしまった…
…大丈夫、どうせアイツの記憶からこの前のことや今日のことだって消される
ー病室(大部屋)ー
失礼します、サマエル様
…おや……キミはキリヲのところの…
はい。体調はいかがでしょうか
ああ……だいぶ安定してきたから心配いらないよ…
まったく……キミの主は悪魔使いが荒いね…干渉なんて命を削っているんだから…
申し訳ございません
……キミも私も、家系能力に苦労してきたね
罵られ避けられ、報いなんてない
…まあ、ここは1つよろしく頼むよ
……はい
まさかあのアミィ・キリヲがあれだけ執着するなんて、摩訶不思議なこともあるんだね
…イレギュラーなのでしょうね。
タルト・ヴェロニカは
それ以外にもあるだろうね
というと?
キミは人間界で実在したといわれるフランスの聖女の名を知っているかい?
すみません、人間界については疎くて…
謝らなくてもいいよ。
その人の名は“ジャンヌ・ダルク”
フランスに希望をもたらそうとした結果、残酷なことに火刑に処された
…
タルト・ヴェロニカはいずれ、ジャンヌと同じ道を行くのかもしれないね
火刑にはならなくても、死は訪れるかもしれない
…その彼女の命を奪うのが
アミィ・キリヲだよ
まあ、あまり真に受け止めないでくれ。
彼女は極め付けのイレギュラー
11年後の世界から来た彼女の娘もいるわけだ。
何かしらの摩訶不思議なことを引き起こすだろう
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。