しばらく生活をそれなりに送って
勉強にも何とか追いついています
そんな中、
喫茶店………
どういう場所なのかわからないし何をするのかもさっぱりわからない…
私の世界はほとんどそーゆーのはなかったからなぁ…
ほぼ領土戦争………
私はチラッとリードくんの方を見る
本人はゲームに熱中してる
いやいやいやいや!ど、どうして彼を誘おうと考えてるの⁉︎
入間くん…はアズくんとクララちゃんが常に一緒だから誘いにくいし…
エリザちゃんはそもそも渡してくれた張本人だからなぁ…
ケロリちゃんもなんか忙しそうだし…
カムイくんは変態なので却下
サブロくんは…なんか、苦手なタイプ………
ピケロくんとシュナイダーくんは話したことがないので誘えない
となれば………
ジャズくんの向く方向に顔を向けると、リードくんの姿が___
って、わぁあぁあ!?
結局、保留となって放課後になってしまった
筆箱を忘れたので急いで教室に戻った時
ガラッ
机の上には、ケースにしまわれたトランプがあった
私は机の中にしまった筆箱を取ってバッグの中へしまった
しばらく沈黙が続いた
本当はこのまま帰った方がいいんだろうな
でも、バッグの中に入ってたチケットを見て
私はこんなことを言ってしまった
楽しそうなことで何より………
でも、これでチケットを渡す口実ができた
勝てば…!
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!