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第14話

怖がりな彼_我慢は体に悪いです
黒須くんのお父さんは

私を見るなり

咳払いをした
黒須 洸の父
黒須 洸の父
ゴホン、おっと…失礼
黒須 洸
黒須 洸
なに…?
黒須 洸の父
黒須 洸の父
珍しいな…友達なんて


40代だろうか…
中年とは思えない体格の良い体つきである

黒須 洸
黒須 洸
宿題やったら…
帰るから…
黒須 洸の父
黒須 洸の父
そうか…
黒須 洸の父
黒須 洸の父
トレーニングは忘れるなよ…
黒須 洸の父
黒須 洸の父
君、名前は?
私
あなたです…
黒須 洸の父
黒須 洸の父
そうか…君が…
私
…?
黒須 洸の父
黒須 洸の父
洸は、あまり友達付き合いが上手くない
黒須 洸の父
黒須 洸の父
ほどほどに仲良くしてくれ…
私
は、はい…!
そう言うなり、
黒須くんのお父さんは部屋をあとにした

黒須 洸
黒須 洸
ほどほどって…なんだよ…
黒須 洸
黒須 洸
ごめん、忘れて…
私
う、うん…
(ちょっと、こわかったな…)
倉持 ケイ
倉持 ケイ
悪りぃ…
俺、ちょっと用事できたから帰るわ
私
そっか…
黒須 洸
黒須 洸
あぁ
倉持 ケイ
倉持 ケイ
ついでにこいつも、送ってくから
あなたちゃん、折角だし…
ゆっくりしていきなよ
倉持くんはそう言うなり、無理矢理友美を起こして、寝ぼけた友美を連れながら、帰って行った
黒須 洸
黒須 洸
騒がしい奴らだな
私
いいの?私残ってて…
黒須 洸
黒須 洸
大丈夫…
さっきは気づかなかったけど、
黒須くんの顔はやや曇っている気がした
私
お父さんと何かあるの…?
黒須 洸
黒須 洸
…!
興味本位で口にしてはいけないことを
深く考えずに口にしてしまった


私の悪いところだ

案の定あんのじょう黒須くんは、ビクッとした
私
ご、ごめん…なんでもない…



また…だ…


私は



彼に…



この


怯えるような…



この顔を…



させてしまった…



私は、荷物をカバンにしまい
立ち上がろうとした
私
やっぱり、私も帰るね…
黒須 洸
黒須 洸
待って…
黒須くんは、私の手を掴んで引っ張るなり



そのまま、背中からそっと抱きしめた



黒須 洸
ごめん…
私
え…?
黒須 洸
ちょっとだけ…
黒須 洸
このままでいさせて…
カスれているのに澄んだ優しい声…





黒須 洸
俺…怖いんだ…
私
こわい…?
私
お父さん…?
黒須 洸
そう…
黒須 洸
でも…ちょっと違うかも…
私
黒須くん…
私は



黒須くんのお父さんの
言葉を思い出していた…


ほどほどに…


そして、
前に倉持くんが言っていたこと


「目立つな」


それは…



私
お父さんに…言われたんだね
黒須 洸
私
目立つなって…
私
そうやって…


あの体育館のことも


そうだ…




彼は



ずっと…




私
我慢してきたんだね…
黒須くんは


ただ



黙って…
何も言わなかった




でも…




彼の身体から伝わる体温は











とても




冷たかった



だから私は、その手を掴んだ
私
黒須くん…
私
私はいなくならないよ



その言葉のあと、





泣き虫の彼は
少し泣いていた気がする




私
また泣いてるの…?
黒須 洸
泣いて…ねぇよ…
私
強いくせに…
黒須 洸
泣いてねぇ…って…

そのあと、
やっと彼の顔を見た時


窓から差し込む夕日のせいか
頬がほのかに赤い気がした





私
トレーニングって何?
黒須 洸
黒須 洸
家にジムがあって…
私
そっか…鍛えてるんだ…
また彼の頬が赤くなった気がした
黒須 洸
黒須 洸
う、うん…一応
ちょっと、想像して…
私の方が赤くなった
私
むー…///
黒須 洸
黒須 洸
ごめん、俺何かした…?