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第23話

痛みの正体_全部XXだ
黒須 洸
ごめん…


黒須 洸はそう言って
突然、私を抱きしめてくれた




中庭の木々が
風でサラサラと揺れている




彼の鼓動が聞こえる


男性らしいその身体を
とても近くで感じていた



彼の鼓動はとても




優しくて



心地よかった…






なのに…


涙が溢れて



止まらなかった…






私は、
そっと彼の身体を
離して



彼の顔を見上げた




彼の目は
どこまでも澄んでいて
綺麗だ



キミは…




誰を見つめてるの…?




私
ご、ごめん…!


私は、また頭がぐるぐるして




気づいたら



1人で
走り出していた




先生
先生
お、おいあなた…!
廊下は走るな!
先生がいた気がするけど、

走って通り過ぎてしまった




はぁ…はぁ…




誰もいない屋上まで走った






屋上の重い扉を開くと



青空がどこまでも広がっていた







そして、
走ったせいなのか




胸がきゅーっと締め付けられた







痛いし、





辛いし、






苦しいし…










これは…








走ったせい











全力で階段を登ったせい











泣いたせい…









抱きしめられたせい…







あの子せい…









知らない子のせい…









全部…










…キミのせい






















そっか…





私は…






黒須 洸が




好きなんだ