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第29話

解放_いつか大人になる
黒須 洸の父
黒須 洸の父
どういうことだ
時任 沙和
時任 沙和
申し訳ありません…
黒須 洸の父
黒須 洸の父
あなたが付いていたというのに
どうしてこのようなことが起きた
黒須 洸の父
黒須 洸の父
やはり…洸は一般の学校に
置いておくべきではないのか
時任 沙和
時任 沙和
そ、それは困ります…!
黒須 洸の父
黒須 洸の父
困るなら、何故、
こんなことになったんだ
黒須 洸の父
黒須 洸の父
洸の許婚としての自覚が
足りていないのでは…?
時任 沙和
時任 沙和
コンコンとドアがノックされた
失礼いたします


と、凛とした女性の声がした
時任 沙和
時任 沙和
おば様!?
倉持緑子
倉持緑子
ケイから聞きました
黒須 洸の父
黒須 洸の父
緑子…何しにきた
倉持緑子
倉持緑子
いつまで子供たちを
縛り付けておくつもり?
黒須 洸の父
黒須 洸の父
…仕方ないことだ
倉持緑子
倉持緑子
ケイも洸くんも、沙和ちゃんだって
倉持緑子
倉持緑子
もう、みんな子どもじゃないのよ
黒須 洸の父
黒須 洸の父
子どもじゃないか!
周囲を危険にさらしても
何とも思っていない!
倉持緑子
倉持緑子
違うわ
倉持緑子
倉持緑子
ケイ、洸くんも入りなさい
倉持と黒須が部屋へ入ってくる
時任 沙和
時任 沙和
2人とも…!
倉持緑子
倉持緑子
見て
倉持緑子
倉持緑子
ケイも洸も…それに、沙和ちゃんだって
倉持緑子
倉持緑子
軽い怪我はしてるけど
ピンピンしてるじゃない
黒須 洸の父
黒須 洸の父
それが何だ!
倉持緑子
倉持緑子
聞けば…相手は大勢で、
凶器を持った子もいたそうじゃない
倉持緑子
倉持緑子
それなのに…
こんなに元気いっぱいなんて
緑子は、ケイの肩をバシッと叩いた
倉持 ケイ
倉持 ケイ
(痛ってぇ…!)
黒須 洸の父
黒須 洸の父
私が、鍛えているのだから当然だ
倉持緑子
倉持緑子
当然なんかじゃないわ
倉持緑子
倉持緑子
ケイたちは、
もう何も出来なかった頃の
子どもじゃない
倉持緑子
倉持緑子
自分で自分を…
倉持緑子
倉持緑子
そして、周りも
倉持緑子
倉持緑子
守れる大人になろうとしてる
黒須 洸の父
黒須 洸の父
……
黒須 洸
黒須 洸
緑子さん…
倉持緑子
倉持緑子
まだまだ弱いのは確かよ
倉持 ケイ
倉持 ケイ
はは、母さん、
それは厳し…
倉持緑子
倉持緑子
お前は黙っておきなさい!
黒須 洸
黒須 洸
(こぇえええ)
時任 沙和
時任 沙和
(おば様、かっこいい)
倉持緑子
倉持緑子
これ以上あなたが
子どもたちを縛り付けておくなら
私が、この子たちを貰います
倉持緑子
倉持緑子
私は、あなたなら
この子たちを立派なBGに
できると思ったから任せてきた
倉持緑子
倉持緑子
でも、今のあなたじゃ
この子たちをツブしてしまうわ
黒須 洸の父
黒須 洸の父
……
倉持緑子
倉持緑子
この子たちは、
私たちの希望じゃない…




2人とも


暫く黙って
何も言わなかった




倉持緑子
倉持緑子
ハルカだって、
私と同じことを言うと思うの…



緑子がハルカと重なって見えた…




黒須父は、椅子に座ったまま
後ろを向いた



黒須 洸の父
黒須 洸の父
……勝手にしなさい
黒須父は、そう小さな声で言った




そのあと、
高校生たちは部屋の外に出されて胸を撫で下ろした
倉持緑子
倉持緑子
ごめんなさいね
黒須 洸の父
黒須 洸の父
……
倉持緑子
倉持緑子
あれから10年も経つのね…
黒須 洸の父
黒須 洸の父
そうだな…
倉持緑子
倉持緑子
本当にみんな大きくなったわね
黒須 洸の父
黒須 洸の父
あぁ…
倉持緑子
倉持緑子
ハルカがいたら、
それはもう親バカみたい
だったでしょうね…
黒須 洸の父
黒須 洸の父
圭佑ケイスケも、そうだろ…
倉持緑子
倉持緑子
あら、彼は案外、
あなたと違って放任主義よ
黒須 洸の父
黒須 洸の父
そうか?
倉持緑子
倉持緑子
アミナも…私に似て
きっと美人に育ったんだろうな…
黒須 洸の父
黒須 洸の父
美人?お前が?
お前はどちらかと言うとゴリ…
倉持緑子
倉持緑子
頭が吹っ飛ぶわよ
黒須 洸の父
黒須 洸の父
この前…洸の友人の中に
アミナちゃんに少し、
面影が似た子がいた
黒須 洸の父
黒須 洸の父
大きくなった…と俺も思ったんだ
倉持緑子
倉持緑子
…そう。
いつか会ってみたいわ…