第6話

9
2021/05/16 09:05
朝起きると身体中ベタベタだった

ベッド脇に散らばるティッシュと部屋に充満する精液の匂いに

昨夜のことを思い出す

隣に寝ている遥輝の背中をなんとも言えない表情で見つめる

遥輝
遥輝
ん、、
遥輝が寝返りをうつ

遥輝の寝顔がこちらを向く



遥輝がパチッと目を開ける

目が合った瞬間遥輝は耳まで真っ赤にした

気まずい沈黙が二人の間に流れる

先に口を開いたのは遥輝だった
遥輝
遥輝
えっと、、
昨日はごめん、、、
勇一
勇一

俺こそごめん、、、
またしても沈黙
勇一
勇一
なんであんなことしたの、、?
遥輝
遥輝
あ、えっと、、
おれ、、勇一のことが、、、
勇一
勇一
まって、俺から言わせて!
勇一
勇一
毎日遥輝のこと見てて、
ずっと、ずっと好きだった
勇一
勇一
色々順番逆になっちゃったけど
好きです。付き合ってください。


ボロッ


遥輝の目から大粒の涙が零れる
遥輝
遥輝
おっ俺も好きです
よろしくお願いしますっ
遥輝
遥輝
ううぅ〜
勇一
勇一
もー
そんなに泣くなって
遥輝
遥輝
だっでうれしいんだもん
ぐすっ

俺たちはこの時なんでも出来ると信じていた

2人なら、、

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