スンチョルside
なんかさっきの数十分ですんごいことが分かって頭の中がごちゃごちゃ。
それはあなたも一緒みたいで隣を歩く姿がどことなく疲れているようにみえる。
はんそらが歩きながら俺とあなたを交互に見る。
そうなのかぁ~…
あなたがさっきの話を手短にはんそらに説明する。
ミンギュはまじで有り得ないくらいイケメン。
毎日部活中にミンギュを見に来る女子なんか山ほどいる。
先輩にも後輩にも同級生にもモテてるのに彼女たちはいないとかなんとか。
さすがにそんな男子見たことな…
うりちんぐにいたわ。
ユンジョンハンとホンジスとかいうやつ。
あいつらもめちゃくちゃモテるしなぁ…
俺もモテたいいいいいいいいいい
俺は急なモテたい欲求に見舞われながら家に帰りました。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。