今になって、またオッパのことを思い出してしまう
自然と涙が溢れてくる
今見えてるこの世界、色のついてる世界
そこでの思い出にオッパはいない
きっともう世界がモノクロにはならない
そしたら…いつか…
いやだ、そんなのは、絶対に嫌
この想いを…オッパとの思い出を…残しておかなきゃ
私はカメラを手にした
さっきと同じ場所にピントを合わせる
ホソクとミニが踊ってる他、さっき撮った写真とは変わらない風景
カシャッ
でも、違う
この写真には私のモノクロの世界が入ってるんだ
その日撮った写真に、私は
" Destiny "
そう題名をつけた
その写真は、コンテストで最優秀賞を受賞した
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記者"受賞おめでとうございます
記者"この写真に込めた想いについて聞かせてください
私が愛した、オッパのことを______
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。