楽しみ〜なんて言って俺の隣を歩いているのは、事務所の先輩のあなたさん。年上で、大人で、クールなかっこいい先輩。
でも、会うのは本当に久しぶり。あなたさんはTRIBEのメンバーではないから、コラボとかもしたことが無い。前に会ったのは、数ヶ月も前。メンバーもきっと喜ぶと思う。
すごい。あなたさんすごい!
ソロデビューに作詞って……大活躍!
あ、まだ発表前だから、内緒ね。って笑う姿は、とても可愛らしくて、いつものクールなあなたさんとのギャップがすごかった。
真っ直ぐに前を見ているあなたさんの瞳に、多分俺は映ってない。もっともっと遠くの……「未来」だったのかもしれない。
あなたさんといると楽しくて、あっという間に時間が過ぎてしまう。
TheRampageの楽屋に着いた。
えぇぇぇぇぇぇ?!ってみんな、ドアの方を見て固まってる(笑)まぁ、俺もそっちの立場ならそうなる。
と言って、壱馬の方へ行くあなたさん。かわいいね〜って言うかと思いきや……。
えぇぇ、俺はかっこいいって言われたことないのに………。いいな〜壱馬。
きりが悪いですが今回はここまで。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。