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第40話

だい。にじゅうきゅうわ
エイジに連れられ、彼の部屋へと入る。
エイジ
エイジ
ここで座ってて。
あなた

あ、ありがとうございます…。

たぶん、ベッドだろう。ふかふかしてていい匂い。
エイジ
エイジ
ちょっとそらの部屋から布団とか奪い取ってくるから。ここにいろよ。
あなた

奪い取っていいんですか?

エイジ
エイジ
…いいんだよ。………たぶんな。
ボソッと言い残し、彼は去っていった。結構、恥ずかしいのかなぁ…?
あなた

みんな面白いなぁ…。個性的だし。

ここにきてから驚くことばかりだ。あの頃だったら知ることができなかったことがたくさん。
いろんな人たち。………見ず知らずの私を置いてくれた。…男の人なのに信用できた。
あなた

お姉ちゃん…。信用してもいいってことだよね…。

お姉ちゃんにも会わせてあげたかった。…こんなにいい人がいるんだよって。でも、もう叶わない。
あなた

お姉ちゃん…。

私が昔のことを思い出していると、ドアをノックする音が聞こえた。
あなた

エイジ?エイジなの?

ドアが開く音がする。私はすぐにエイジではないと察した。…目が見えなくなってからそういうのに敏感になっているのかな?
あなた

誰ですか?エイジじゃないですね…。

「誰か」は私の隣に座った。私は誰か確かめるため、抱きついた。……すると、すぐにわかった。
あなた

りょう…ですね?

りょう
りょう
やっぱり誤魔化せないな…。あなたちゃんって敏感だよね。憧れるよ。
やっぱり、りょうだ。
あなた

どうしたんですか?何かエイジに用でも?

りょう
りょう
いや…。謝ろうと思ってさ。
謝る…?あぁ。あのことか。私とりょうが初めてあったときのこと。よく考えると今日のことなんだなぁ…。
そんなに気にしていることではなかった。
あなた

大丈夫ですよ!気にしていませんから!

りょう
りょう
でも…。俺はあなたちゃんを追い出そうとした。…勝手な判断で。
あなた

そんなに抱え込まないでください!全然平気ですから!

りょう
りょう
…そう?
あなた

はい!

りょう
りょう
じゃあ…。いいんだけど…。
なんか言いたそうだ。
あなた

どうしたんですか?何かあったら言ってください!

りょう
りょう
……あのさ。あなたちゃんの敬語いらないなぁ…って
あなた

いやいや!みなさんの方が年上ですよ?…ここは礼儀正しk……。

私が答えようとした瞬間。りょうの手で私の口は塞がれていた。
りょう
りょう
だーめ。ここはそういうの関係ないの。
あなた

で…でもっ…。

口を押さえつけられながらモゴモゴと答えようとする。
りょう
りょう
俺が言ってるんだよ?だめなの。
あなた

…む…ぐっ…。

思わず心が揺らいだような気がした。…なんで?
りょう
りょう
俺にそんなこと言っていいのかなぁ…?あなた…?
よ、呼び捨て!?
あなた

りょ…りょう、、さっき呼び捨てしなかった…?

りょう
りょう
俺が呼び捨てであなたって呼ぶから。あなたも敬語なしね。
あなた

む……。わか…った。

もう私が折れるしかない。心臓はりょうのせいでバクバクしている。これ以上言われたら心臓無くなっちゃう。
りょう
りょう
そうそう。あなたはいい子だなぁ…。
と言いりょうは私の頭をクシャクシャと撫でてくれた。
あなた

(嬉しいような…。嬉しくないような…。なんだろう…。)