私の名前はあなた…大学生
私の父はとある有名会社の社長をしてる。要するにお金持ちってこと。
私には学力しか求めておらず、何を言うと思えば、
こうしたことばかり。
ガチャ…)
こうして私はいつも部屋の中。同じ風景……同じ家具……
もう見飽きる。
私は黙って、見飽きた椅子に座りペンを取る。
ドリルを開き、ためらうことなくペンを書き進める。
毎日家庭教師。そして、週二回のピアノ。
息抜きできる時間なんてなかった。でも……でも……
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。