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第23話

だい。じゅうろく
私は影山ともう1人の車を運転する執事とともに外に散歩に出かけた。
あなた

…そこに向かっているの…?

影山
影山
はい。よく光希様と一緒にお出かけなされていた、六本木でございます。
お姉ちゃん…。
あなた

そう…。着いたら教えて…。

影山
影山
はい。承知しました。
お姉ちゃんと一緒なんて…。久しぶりの響き…。
あなた

お姉ちゃん…。私も…。ダメかも…。

そう呟いたのが聞こえたのか、本当なのかわからないけど
影山
影山
到着いたしました。
あなた

そう…。手を貸してくれる?

私はそっと影山の手を握りしめ、外の世界へと出た。
あなた

久しぶりの外…。

もう…。何日ぶりだろう。外に出たのは。
















…5日前かな…?











でも。





























その時はまだ目が見えていたはずだった。
あなた

もう…。景色が見えない…。

お姉ちゃんとの思い出が詰まったこの場所。
一緒に服をお揃いで買ったこの場所。
何もかもが思い出。なのに…。何も見えやしない。
私が目を開けていても、見えるのは黒。どこを見ても黒。
草花の緑や空の色。海の色も見えない。
こんな私…。つくづくやだ…。
影山
影山
あなた様…。
影山は私の気持ちを察したのか静かに呟いた。
すると
















































大チャンスがやってきた。
あなた

(影山に話しかけてる…?)

影山
影山
あぁ。そこでございますか。
…あなた様。少々お待ちください。
あなた

わかった。

影山
影山
そこは、あの手前のビルを………。















ごめん。影山。





























今までありがとう。









あなた

さようなら…。

私は全力で何もかも、忘れるかのように走り出した。