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第68話

だい。ごじゅうごわ
モトキ
モトキ
あなたちゃん…?りょうくん…?入るよ…。
もっきゅんはそっとドアを開けて中を確認する。
モトキ
モトキ
あれ?……暗いな。
その部屋の電気はついていなかった。もう、夜なのに。
モトキ
モトキ
おかしいな……寝てるの?
もっきゅんは電気をつけると、目の前にはりょうとあなたの姿が。
モトキ
モトキ
ん………?
ただ、2人でいるだけじゃなくりょうがあなたの体を包み込むようにして目を閉じていた。
モトキ
モトキ
何があったの……?
もっきゅんは静かに2人に近づく。2人ともす〜す〜と寝息を立てて寝ている。
りょうのあなたを抱きしめる手をそっと包み込むように手を添えているあなたの手。
モトキ
モトキ
何か……そう……お互いを慰めているような……。
そう感じた。
彼女の欠点を彼は慰め、彼女を悲しませてしまった彼を彼女が慰めているーー。
そんな、ひとつの絵画のように感じた。
モトキ
モトキ
だとしたら………
モトキ
モトキ
なんと綺麗な絵画だろう……。
もっきゅんは一人で呟き、彼女の元へと近寄る。
近づくと彼女の瞼にうっすらと涙の跡がついていることがわかった。
モトキ
モトキ
あなたちゃん……なんで泣いているんだよ……。
彼はそっとあなたの頰に手を添えて、涙の跡を指でなぞる。
モトキ
モトキ
………俺はもう、君を悲しませたくないんだって…。
モトキ
モトキ
僕の気持ちを君に……伝えたいのに…。
彼はそっと寝ている彼女にまるで、告白をするように呟いた。
彼女は寝ていて聞こえていない。だが、彼は彼女に伝えるように言葉を紡いだ。
モトキ
モトキ
……俺は君を泣かせる奴がいたら許さない。絶対に。
モトキ
モトキ
俺は……絶対にあなたを泣かせたりしないから……。
モトキ
モトキ
俺を選んでよ。
彼は真剣な眼差しで寝ているあなたの顔を見つめた。
彼女の顔はまるで、何も描かれていない真っ白なキャンパスようだ。
何かが起こったら、すぐに染まってしまう。悪や……恐怖に染まってしまいそうで怖い。
でも、モトキはそんなことに恐れずにこう言った。
モトキ
モトキ
俺が……お父さんから守ってやる。
時計の針は止まらない。チクタクチクタクと父との争いが迫ってきている。


































誰にも止められないんだ。










































「運命」はすぐそこに。