第9話

だい。ろくわ〜幼少期〜真実
1,006
2019/06/26 11:39
このことを確信したのは、夜分遅いからベットに入ろうと寝室に移動してた時だった。
お父さん
お父さん
………!
作者!如月。
作者!如月。
作者通ります!
キャラたちの心の中( )です!失礼いたしましたぁ!続きをどうぞ!
あなた

(…?お父様の起こる声…?また会社で何かあったのかな…?)

あなたはドアにそっと耳をつけ、中の音をひっそりと聞く。











その内容は…
































あまりに酷かった。
お父さん
お父さん
光希ぃ……あの役立たずがぁ!!
お父様の声とともになにか…グラスが割れるような音がドアに響いてきた。
影山
影山
ご主人様。おやめください!
お父さん
お父さん
うるさい!影山ぁ!口を出すなぁ!
ゴブ)鈍い音が部屋中に響き渡った。
影山
影山
ぐはっ……
お父さん
お父さん
あの…光希ぃ……世話してやったのに…なんだ?あのバカな*もの*はぁ?
あなた

(バカって言った…お姉ちゃんのこと…)

影山
影山
ものではありません。ご主人様。気品があり…誰……にも好かれている素敵…な…お嬢様では…ありませんか……。
頰を殴られたのか、うまく喋ることができない影山。
お父さん
お父さん
うるせぇ!黙れ黙れ黙れぇぇぇぇ!!!
色々なものが落ちる音。お父様がきっと散らかしたのだろう。
影山
影山
おやめください!
お父さん
お父さん
あの野郎…。恩を仇で返すとはこのことか?あん?
あなた

(胸ぐらを掴む音……?影山…!)

影山
影山
お…やめ…くださ…い…!
お父さん
お父さん
最後は*自殺*だとぉ?俺に迷惑のかけることしかしねぇ野郎がよぉぉ!!
ゴブ!)さっきより強く殴る音。
影山
影山
ぐはっ…あぁ……はぁ…
あなた

(苦しんでる…助けに行かなきゃ…!)

でも現実は違った。体が動かないのだ。
そっか。ああなりたくないのだ。影山みたいに……………























お姉ちゃんみたいに。
お父さん
お父さん
俺が殺したみてぇじゃねえか!!
ドン!)
影山
影山
グハッ……
あなた

(影山!)

体が思うように動かない。なんで?私はああなりたくない。そう思ったから?死にたく……ないから?
お父さん
お父さん
まぁ。あなたがそこそこの*出来*だからなぁ。あいつはよしとするが……
お父さん
お父さん
それより
お父さん
お父さん
あいつは出来損ないだったなww
この声と共にお父様の笑い声が響き渡る。私はいつのまにか恐怖でガタガタと震えていた。
あなた

…………!

怖い。死ぬ。怖い。死ぬ。
それを頭の中で繰り返していた。私はいつの間にか…















走り出していた。
























影山を残して。























それから耳にこびりついている。





















あいつの笑い声。























一生忘れない。ずっと、心の傷として

































私を締め付ける。

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