ラウールside
俺は家庭の事情で今日都内にある
すの学園高校に転校してきた
しかも高校2年の夏のはじめに。
~ クラスの前 ~
「はぁ~。嫌だな。なんかざわざわしてるし」
「だるすぎる。」
担 「村上ー!入ってきていいぞ~」
「やだなぁぁ。よしっ。」
ガラガラッ
「どうも。今日からクラスメイトになる村上ラウールです。」
男B「うわ〜、金髪じゃねーかよ!!」
男C「先生〜。なんで金髪なんですかーー」
はぁ。毎回金髪について言われんの疲れたわ
担 「村上はハーフなんだよ。まあ本当は黒の方がいいけどな(笑)」
女B「へぇ〜どこのハーフなのぉ〜??」
うわ~。ちょっとぶりっ子しすぎだろ(笑)
担 「おい村上。どこのハーフだっけ」
「ベネズエラです。」
男A「は?ベネズエラってどこだよ」
担「まあもういいだろ?」
「村上。お前の席は原の隣だ。窓際のな」
「あ、はい。」
「改めてよろしくお願いします。」
~ 席に着く ~
あなた「あ、あの、隣の席の原 あなたです。」
「よろしく!」
「あ、どうも。」
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!