あなたside
ラウがいなくなってから数分後
少し先から大きい声で関西弁で私に話しかけてきた男の人
?「原ちゃんやん!」
え?この人誰???
『あの、どなたですか?』
?「えぇぇぇ?!ちょ、俺の事知らんの??」
『はい。誰ですか?』
?「3年の向井康二やで?ほんまに知らんの??」
『本当に知らないです』
向「うわぁぁ、原ちゃんが俺の事知らないとか先輩きずつくわぁ〜」
『あの、なんで私の名前知ってるんですか?』
向「原 あなたやろ?俺らの代では有名やで」
「可愛い後輩がいるってみんな騒いどったもん」
『え?そうなんですか??それ絶対私じゃないですよね?』
向「そうだから原ちゃんの名前知っとるよ?」
「じゃなかったら、名前も顔も知らんもん」
『そうですか、、(笑)』
あれから私は先輩のペースに流され連絡先を交換した
向「ほな!またな!!原ちゃん!」
人懐こくっていい人だったな、、
そう思ってると
ラ「ごめん!遅くなった」
『ううん!大丈夫だよ!』
それから焼きそばを食べてから家に帰った
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編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。