第33話

それは流石に…
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2020/04/12 11:39
フジ
フジ
おかえり
雪音
ただいま
あなた

ただいま

加愛さんも着いてきた


私に一番に報告したかったようで
フジ
フジ
そちらの方は…?
雪音
私の彼氏♡
フジ
フジ
∑え!?
雪音
フジくん失礼!
あなた

私何も言ってなかったもんね…

雪音
カイくんどう?フジくん
加愛
うーん…
個人的にスカウトしたいかな?
フジ
フジ
え!?
あなた

フジこの人あの…この雑誌の人!

病院に雑誌並べてあるとかすごいな奏さん
加愛
だって手足長いし肌綺麗だし
雑誌乗っててもおかしくないと思うよ?
雪音
フジくんスカウト受けたら?
フジ
フジ
いやモデルはちょっと…
俺顔出ししてませんし…
(漏れたことはあるけど…)
あなた

フジがモデル…

フジの写真集…
あなた

欲しい…かも…

フジ
フジ
あなた!
あなた

ちょっと欲しいって思っただけじゃん…

でも本当にやるって言ったら反対するけどね



マジでモデルでもやっていけそうなのは認めるけど…



なってほしくはないなぁ
加愛
まあ流石に無理強いはしないから
焦ることないよ
フジ
フジ
あなた…すごい人がお兄さんになったね…
あなた

まだ完全に…ではないけどね

まあ私は奏さんで文句ないし全然オッケーなので



このまま上手くいってくれれば嬉しいです









姉を加愛さんに任せて帰宅
フジ
フジ
来てよかったでしょ?
あなた

うん
お姉ちゃん上手くいくといいな

フジ
フジ
あなたってお酒飲めたっけ?
あなた

え?うん…飲めるけど…
どうしたの?いきなり

フジ
フジ
いやなんとなく…
あんまり飲んでるの見た事ないなって…
あなた

そんなに好んで飲まないから…
強いかはわかんないよ?

この人は私を酔わせたいのか?


酔わせてなにかする気ね!
あなた

お姉ちゃんは笑い上戸になるよ

フジ
フジ
そうなんだ…
なんか…雪音さんらしいね
あなた

でしょ?想像しやすいよね

フジ
フジ
うん…
とか頷きながら私を見る彼
フジ
フジ
なんかあなた強そう…
あなた

そう?

フジ
フジ
でも…めっちゃ甘えてくるとかだったら嬉しい!
おい願望だろそれは!



まあそれはいいとして…



夕飯は彼の希望で一緒に作った



ヘトヘトだった筈なのになんか楽しくて



不思議
フジ
フジ
あなたが飲めるなら
飲ませてみようかな?
あなた

それ本人に聞こえたら
意味ないんじゃないの?

フジ
フジ
いいじゃん
嫌いじゃないんでしょ?
あなた

うん…まあそうだね…

というか好きなのが見つかってないというか



酒飲みながらテレビ見ながら一緒に作った軽食食べるなんて



私も彼も変な気起こしませんように

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