私たちが座っている席のすぐ横の窓から顔を出しているジョングク。
……なんでいるの、
…てかいつから?
……今までのを聞かれてたなら、、
ちょーまずい。
ついさっき…
……よかっった、
そう言うとジョングクは、
友達の返事も聞かず、
私の腕を引っ張った…………。
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ジョングクに引っ張られて、着いたのは、
誰もいない、階段下。
昨日のこと…とか、朝のことがあって、
ジョングクと2人は、、気まづく感じてしまう。
……ジョングクもそうなのかな…なんて思って、ジョングクの顔を見ると、
_____バチッ
ジョングクも私のことを見ていたのか、目が合う。
目が合ったのは、コンマ数秒なのに…、すごく長く感じるのはなんでかな……、
ジョングクは、目を逸らして、そう言った。
……なんで、、
なんで謝るの……、?
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!