そうやってアズール達の追及から逃れた、いや逃げたあなたは教室で授業の準備をしていた。
そう考えていたらちょうど、やけに疲れた様子のエース達が戻ってきた。
そう責めてくるグリムに、あなたもどこか疲れた表情で返す。
あなたがエースの首元を見ながら言えば、エースがまた文句を言い始める。
2人と1匹に代わる代わる説明され、あなたは苦笑する。
そうわいわいと他愛のない話をしながら、あなた達は授業が始まるまでの時間を潰した。
────────────────────
1時間目。魔法薬学の授業。
魔法が使えない設定になっているあなたと首輪のせいで魔法が使えないエースは授業の様子をぼぅっと見ていた。
ふとその事を思い出しあなたは呟いた。
それを聞き、エースはあぁ…と苦笑いを浮かべる。
またされたら大変なんだけど、とぼやくエースに大丈夫ですよ、とあなたは言う。
にっこり笑顔でそう言ったあなたにエースは何を思うでもなくふーんと返す。
一方その頃、デュースとペアを組んで作業をしていたグリムは身体をぶるりと震わせた。
悲鳴を上げるグリムにクルーウェル先生が「Bad Boy!」と鞭を入れるまで、後1分。
* * *
ごめんなさい時間が無くて5話更新は無理でした…カイです…。
家の決まりで22時までしかPCもスマホも使えないんです…。明日の朝にでも書きます…。
そしてこのチャプターにほとんど内容がないという…文字数も少ないし…すみませぬ…。
あっもう時間…。
ではまたっ。バイバイッ。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!