第13話

大我くんについて(樹side)
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2021/07/16 14:13
(樹 side)
女「樹くん次いつ来てくれる?」

そう甘ったるい声で話しかけられた俺は、このなんとも言えない気持ち悪い気持ちを抑えながら

樹「もう行かないよ。じゃ。」

誰がお前なんかと。 

俺には、大きな仕事が入ったんだ。

北斗の秘書、「京本大我」にハニートラップを伝授すること。

性別は男。

最初はふざけんな、俺は女以外とはしたくねぇと思ったんだけど、

大「京本大我です…。樹さんよろしくおねがいします。」

一般より高い声、白い肌、整った顔。

こいつは化ける。

そして、北斗が気に入る理由がわかる。

その容姿に、俺は胸を高鳴らせた。

こんなの何年ぶり、いや、今までのは疑似恋愛。

俺の方から大我くんの元へと歩き、握手をかわしたその姿を見た北斗の顔を見て

〘あぁ、あいつも大我くんのこと好きなんだ。〙

人が好きなものは手に入れたくなる性格の俺は、大我くんを落とすのと同時に、

北斗へ復讐してやることを決めた。

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