第20話

拒絶と悲しみ
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2021/11/20 12:27
(hkt side)

大我の不審な動きが気になって、手を掴むすると、

大「や、やめてください!!!」

パシッと手が弾かれてしまった。

そして向けられる、まるで、俺のことなんて知らないという視線。

異様な光景に動揺を隠せない。


「俺、松村北斗。君とここで暮らしているんだけど、本当に見覚えはない??」

その言葉に反応して、もう一度俺の方を見るが

首を横に激しく振って

大「知らない。知らない。知らない!!!」

大きく取り乱す。その目には涙。

その次に発せられた言葉で今回の事態の原因がわかった気がする。

大「ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。」

「何に対して謝っているのかい?」

大「愛する人以外と体を重ねてしまった。安易な気持ちで。俺を本当に愛してくれる人以外と。」

あぁ。樹とのこと言っているのか。

大「でも、僕の愛してくれた人の顔をがどうしても思い出せない。夢で出てきても、存在は霞んでいて…。苦しい。謝りたい。もう二度と傷つけないって誓うから。」

「うん。」

記憶を取り戻すには強引には、いけないというけれど、

今のこの恐らく一時的な記憶の乖離は例外かもしれない。

試してみるしかない。

「大我。今から俺は、君にひどいことをするよ。でも、君はもしかしたらそのことでなにか記憶を思い出すかもしれない。賭けてみるかい?」

ひどいこと=大我を無理やり抱く

ということ。  

大我は、愛している人以外と行なったことをひどく後悔して、記憶をなくした。

ならば、仮に俺が愛している人だと分かれば記憶が取り戻せるのではないか…。

俺のモノを一度飲み込んでいる彼の中は生理的に反応する。


俺が色々考えているうちに、

大「それで記憶が戻るなら。何故かあなたにならひどいことをされてもいいとそう感じてしまいます」

同意が得られた。

さて、

「じゃ、始めようか。」

震える大我をゆっくりベットに倒し、

パジャマの中に手を突っ込んだ。








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