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第38話

#28 Why ~ナゼ~




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あなた

トミーくん行こう!

トミー さん
トミー さん
え、ちょ___




私は戸惑うトミーくんの手を掴み、早歩きで歩いた。

少しでも…少しでもいいからポッキーくんの元から離れたくて




ポッキー くん
ポッキー くん
…待って…!


その時ポッキーくんに腕を掴まれて私は止まってしまった。







私はなんでこの手を振り解けないの…?











この手を振り解けばあのシェアハウスで楽しく暮らせるかもしれないし、あーずーの家で一緒に過ごせるかもしれない……







なのに

ポッキー くん
ポッキー くん
あなた…。


ポッキーくんの子犬のように潤んだ瞳が、悲しそうに寂しそうに呟く声が、私の名前を呼ぶ声が愛おしいから…。








まだ私が


ポッキー君のことを求めているから。




あなた

ポッキーくん…

ポッキー くん
ポッキー くん
もう絶対暴力も奮わないから…。傷つけないから。そばにいてよ…。


そう言うとポッキーくんは自分の顔を私の肩に優しくのせた。







なんで今そんな声で言うの?なんで私を愛おしくさせるの?




















なんで今私が1番聞きたかった事を言うの?



あなた

だ…だめだよ、ポッキーくん…。
ポッキーくんが人を傷つけない優しい人にならないと…


愛しさのあまり「 そんな悲しい声して言わないで…家帰ろう?」と言ってしまいそうだった自分を抑えた。







ポッキー くん
ポッキー くん
あなた…


私の名前を呼んだ後、ポッキーくんは私の両手を振り解けない程強く掴みこう言った
















ポッキー くん
ポッキー くん
僕は、ずっとずっと……待ってるからね。