🦐 < 今あなたちゃんとポッキーくんの住んでいる所に着いてお別れをする場面まで飛ばします 🕊💨
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またきまづい空気が流れる 。
この空気に押しつぶされる前に私は言葉を発した
トミーくんは何か言いたげに俯いて 「 おう 。 」 と言った
そしてトミーくんに背を向け、ポッキ
ーくんの家に戻ろうと歩き出す
その時だった
暖かいなにかが私を包み込んだ。
私には彼氏がいる 。 乱暴だけど優しくて私を1番に愛してくれる彼氏 。
私も彼を1番に愛してる 。
だからこんなことは許しちゃいけない。 「 やめて 。 」って言わなきゃ 。 ポッキーくんが傷つかないように言わなきゃ 。
ポッキーに殴られないように言わなきゃ…… 。ポッキーくんに…
けど
けど私は
言うことが出来なかった 。
久しぶりに人の温かさに触れた気がして 。
涙が私の頬をつたった 。
ごめん____ごめんなさいポッキーくん 。
私 、 悪い子だね
私はトミーくんの背中に手を当て 、 ぎゅーと抱きついた
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!