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第50話

#37 残国










____助けて。






ポッキー くん
ポッキー くん
なんであなたは僕を選んでくれないの?

僕はあなたがいればそれで十分なんだよ?







__助けて。






ポッキー くん
ポッキー くん
僕とずっと一緒に居られるようにカフェだってやめさせたのに…
ポッキー くん
ポッキー くん
どうして…どうしてあなたは分かってくれないの?



やっぱりあなたは体に教えないとダメなのかな___





誰か助けて!!












________________________










その瞬間玄関の呼出音が部屋に響いた。






ドアの向こうが宅配便だろうがお隣さんでもなんでもいい。






私の苦しい気持ちがなぜか伝わった気がして安心した。





???
すいませーん
ポッキー くん
ポッキー くん
今行きます










もうこんな所嫌……。逃げ出したい。またあのシェアハウスに戻りたい。もし戻れたら暖かいご飯を食べて寝て話して、ポッキーくんとシェアハウスの皆で笑い合いた・・・。





あなた

あ、また私ポッキーくんの事考えてた。
昔のままの貴方とならいつまでも居たかったのに







自分が何かも分からなくなってしまったような気分に浸っていたその時、何度も私の名前を呼ばれている気がした。










「 誰…… ? 」














@小豆 ちゃん
@小豆 ちゃん
あなたー!!!!








小豆……? なんで…?





みやゆうさん
みやゆうさん
あなたちゃん大丈夫?!






小豆とみやゆうさんはそう言って、玄関にいるポッキーくんをお構い無しに走って私のいるリビングに入ってきた。








@小豆 ちゃん
@小豆 ちゃん
あなた大丈夫!?
みやゆうさん
みやゆうさん
あざも傷も出来てるね…。どっかで治療してもらおう
@小豆 ちゃん
@小豆 ちゃん
怪我はあるけど……よかった (  ハグをする












小豆……みやゆうさん………ありがと・・・・__











@小豆 ちゃん
@小豆 ちゃん
いった………。




.



ポッキー くん
ポッキー くん
俺のあなたに触るなよ……
ポッキー くん
ポッキー くん
なんで俺の彼女に軽々しく触ってるわけ?
みやゆうさん
みやゆうさん
ちょ___
ポッキー くん
ポッキー くん
みやゆうさんもみやゆうさんだよ。みやゆうさんだけは僕達の恋を応援してくれるんだって思ってたのに_。



.


@小豆 ちゃん
@小豆 ちゃん
けどあなた、震えてるじゃん。

ポッキーくんの事が怖くて怯えてるんじゃないの?




ポッキーくんに突き飛ばされたせいでどこかを打ったのか、痛そうにしながら小豆はポッキーに言った。


ポッキー くん
ポッキー くん
僕達は今月には籍を入れるんだ、今更あなたが僕のこと嫌いなわけないだろ?




な、あなた?







.


この時私は、



恋愛はどちらかを捨てなければ幸せになれないことを知った。







恋愛とはなんて残酷なんだろう。




そして、恋愛をしてしまった自分もきっと残酷な人間なんだろう。






残酷な人間ならそれなりになりきってやろう。








全てに残酷で最高な選択を____。











あなた

私は____。