6:34
もうそろそろ日が昇る。
慣れない枕で寝たあなたは、久しぶりに少し疲れが残ったまま朝を迎えた。
皆はまだ起きない。
眠りの浅さ、
迫りくる朝のざわめき、
一人きりのため息。
今なら、全てが懐かしく感じる。
朝の冷たい風さえも、暖かく、心地よく感じてしまう。
きっと、こういうことが
あなたは小さく呟いた。
背後から声がしてゆっくりとふりかえる
二人はあっさりとした会話を交わしながら、一日を始めようとしていた。
あなたは零の作った朝ごはんを食べ終え帰る支度をしていた。
その後、黒崎と隼人は朝御飯を食べ終え荷物を持って家を出ようとしていた。
そうしてあなたの初めてのお泊まりが終わった。
こんないつも通りの生活が今日の翔也はとても尊く幸せに感じた。
今日はレコーディング
強く美しい恋の歌だ。
さぁ歌ってやろう。
俺の恋を。
更新遅くなり申し訳ありません。
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。