第11話

#9 幸せ
23
2019/03/15 13:57
6:34


もうそろそろ日が昇る。

慣れない枕で寝たあなたは、久しぶりに少し疲れが残ったまま朝を迎えた。

皆はまだ起きない。

眠りの浅さ、
迫りくる朝のざわめき、
一人きりのため息。

今なら、全てが懐かしく感じる。

朝の冷たい風さえも、暖かく、心地よく感じてしまう。

きっと、こういうことが 
you
幸せ、なんだろうなぁ
あなたは小さく呟いた。
山本 零
おはよ
背後から声がしてゆっくりとふりかえる
you
あ、おはよ
山本 零
早いね
you
そっちこそ
山本 零
眠れた?
you
まぁまぁ
山本 零
部屋貸してやったのに
you
路地裏より全然ましだった
山本 零
なにその評価
you
腹減った。
山本 零
今作る
二人はあっさりとした会話を交わしながら、一日を始めようとしていた。
you
ごちそうさま
あなたは零の作った朝ごはんを食べ終え帰る支度をしていた。
佐藤 丈一郎
おはよー
山本 零
おはよ
隼人
はぁ、超眠い
佐藤 丈一郎
あ、おはようございざいます
you
眠いなら寝てればよかったのに
隼人
このまま寝てたら帰れなくなるけどいい?
you
困る
隼人
でしょ?
佐藤 丈一郎
あはは!仲良し~!
you
別n
隼人
だろ?俺とあなたは最高のダチであり、最高の家族であり、最高n
you
ありえないから
隼人
え、
黒崎
はは(笑)どんまーい
隼人
え!いつからいたの!?
黒崎
最初っから
隼人
えーうっざー(笑)
黒崎
はぁ、早く飯食って帰ろ
隼人
そうだね
その後、黒崎と隼人は朝御飯を食べ終え荷物を持って家を出ようとしていた。
佐藤 丈一郎
また来てくださいね!
黒崎
あぁ多分近い内に来るわ
隼人
じゃあね
山本 零
はい
佐藤 丈一郎
あなたちゃんも、またね!
you
...ん。
隼人
(笑)
黒崎
帰ろうぜ
隼人
うん
そうしてあなたの初めてのお泊まりが終わった。













大木 翔也
はぁ眠
山本 零
あ、やっと起きた
大木 翔也
黒崎くん達は?
佐藤 丈一郎
とっくに帰ったよ
大木 翔也
あ、そう、なんだ、
山本 零
何?帰って欲しくなかった?
大木 翔也
べ、別に!?
佐藤 丈一郎
零、ぴんぽーん!
大木 翔也
違うから!
高橋 真南斗
あれ、皆起きてたの?てか喧嘩?どうしたの??
山本 零
あ、なんも分かってない奴出てきた(笑)
大木 翔也
あーあ朝飯たーべよ
高橋 真南斗
え、なになに?聞かせてよ!ねぇ!
佐藤 丈一郎
はははは(笑)
こんないつも通りの生活が今日の翔也はとても尊く幸せに感じた。



今日はレコーディング
強く美しい恋の歌だ。

さぁ歌ってやろう。






俺の恋を。









































更新遅くなり申し訳ありません。

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