柊羽が冷静ながらも険しい顔でそう言った。
え?どうゆうとこ?
俺は恐る恐る柊羽に聞いた。
分かっていた
いつか、いつか誰かにバレる。
いつか、逮捕される。
分かっていた。
いや、
分かっていた、つもり、だったんだ。
本当にあなたと別れる日が来る。
本当に犯罪者になる日が来る。
本当にこの幸せが崩れる日が来る。
全く想像できない。
でも、本当に終わるまであなたと一緒にいるんだ。
そう、覚悟したんだ。
いつか終わるその日まで。
ガチャ バン!
あ、今「おかえり」って、、。
あなたも言うようになったんだ。
あ、バレた。
何か悩んでること。
あなたは察するのがうますぎる。
相手の性格や、悩んでることに対して自由自在に言葉を変える。
賢いヤツ。
ずっと一緒にいたいな、
なんてね。
なぁあなた?
永遠ってあると思うか?
俺は、、、、、、、。
更新遅くなり申し訳ありません。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。